失恋するととても悲しい気持ちになりますよね。
好きな人に振られたという悲しみで、うつ病になってしまうこともあるくらいです。
失恋で現れるうつ病の症状にはどんなものがあるのでしょうか?
失恋によるうつ病で女性にあらわれる症状
女性の場合、失恋によるうつ病でこのような症状が現れることがあります。
気分が落ち込む
失恋して気分が落ち込まない人なんてそういないですよね。
気分が落ち込むのは男性でも女性でも同じです。
別れたこと、フラれたことを常に考えてしまい、悲しい気持ちから抜け出せない、涙が出て止まらないなど酷く気分が落ち込みます。
執着する
振られた場合など、相手を諦められない気持ちから執着してしまうことがあります。
SNSを監視するようなことをしたり、良く通っている飲食店などに行ってみたり、電話やメールを何度もしたり。
何とか復縁したいという気持ちから、ストーカーまがいの行為に走ってしまう場合もあるようです。
意欲が低下する
何をするのも意欲が低下しているため手に付かず、仕事や家事、自分の身の周りのこと全般のことが疎かになります。
酷い場合には仕事に行かなくなり、部屋に引きこもってしまうことも。
失恋によるうつ病で男性にあらわれる症状
男性も失恋によるうつ病でさまざまな症状を発症します。
いつも疲れている感じがする
失恋をして意欲が低下している状態が続くと、全身の倦怠感で1日中だるくて疲れた感じが続きます。
倦怠感が続くので何事にもやる気がなく、無気力になって仕事や趣味など何も手が付かなくなってしまいます。
睡眠不足
男性は女性よりも失恋の悲しい気持ちを引き摺りやすいため、長引く気分の落ち込みにより寝付きが悪くなり睡眠不足になります。
寝る前になると、それまで忘れていた悲しい気持ちが思い起こされ、失恋したときのことを考えてしまい寝付きが悪くなるのです。
自殺
これは最悪の場合ですが、男性は女性より引き摺りやすいということで最悪の結果になることが女性より多いそうです。
気分の落ち込み、無気力、倦怠感などから「もう恋愛したくない」「生きていたくない」と考えるようになり、自殺してしまう場合があります。
失恋によるうつ病の克服方法
失恋し、うつ病になった際にはこのような克服方法で改善を目指していきましょう。
女性・男性別にご紹介していきます。
女性の場合
①失恋の理由を考える
女性は感情的に動くものなので、失恋の理由を特別考えずに気分だけが落ち込むという場合が多いです。
悲しむ気持ちも分かりますが、まずは「失恋した理由」を冷静に考えることが大切です。
失恋の理由を考えることで自分の落ち度、原因を理解し感情的になるのを抑えることができます。
②誰かに話を聞いてもらう
悲しい気持ち、愚痴でも何でも良いので誰かに話を聞いてもらいましょう。
その時、自分が悪かったんだという話ではなく「あんな人と別れられてよかった」「駄目になって良かった」と失恋を正当化するような愚痴を話すとすっきりします。
③思い切って旅に出る
失恋して気持ちが落ち込み家に引きこもっていると、どんどん気分は滅入るばかりです。
傷心旅行は実は失恋のうつ病に効果的なんです。
一人でもいいですし、友達や家族と思い切って旅行に出かけましょう。
男性の場合
①生活を恋愛する前の状態にきっちり戻す
恋をしている間は、恋人中心の生活になってしまいます。
失恋した後もその状態を続けていると気持ちを引き摺ってしまうので、恋愛する前の様に職場の人との飲み会や趣味に積極的になりましょう。
そこで新しい出会いがなくても、気分転換になるので効果的です。
②自分に合わない相手だったと考える
「自分には勿体ない女性だった」
「自分には物足りない女性だった」
「性格や趣味が合わなかった」
など、自分に合わない人だったんだと考えましょう。
失恋をしたのは自分のせいだったと考えず、相手のせいにしてしまうと気持ちが楽になります。
③やけ食い、やけ酒も頻繁にしないならOK
ストレスが、やけ食いややけ酒に繋がる人もいるでしょう。
それで悲しい気持ちやストレスが晴れるなら、毎日する訳ではないのならやってしまって構いません。
ただ、お酒に関してはアルコール中毒やアルコール依存症にならないよう注意する必要はあります。
失恋によるうつ病は病院や薬で改善する?
うつ病の症状が辛い場合などは、病院で治療もできます。
薬物療法では、脳内にセロトニンを増やすための薬剤が処方されます。
セロトニンは幸福ホルモンとも呼ばれていて、気分の落ち込みを防ぐ効果に期待ができます。
薬物療法はあまりしたくないという人もいると思いますが、医師による処方薬は効果が高いですから、早くに完治をしたい場合は早めに病院へいくことをおすすめします。
失恋によるうつ病へのカウンセリングについて
専門の心理カウンセラーと、
- 自分が体験したこと
- 気持ち
- 状況
を話し、言葉にすることがカウンセリングでの治療になります。
カウンセラーと二人で話し治療を進める場合もありますが、失恋体験をした患者同士で話し合いコミュニケーションをして治療を進める方法もあります。
自分の気持ちを話し、共感して貰い認めてもらうことでうつ病の症状を緩和させていくことができます。
まとめ
失恋でうつ病になることは決して珍しいことではありません。
症状が重くならないように対処する方法はあるので、症状が進行しないように紹介したことを実践してみてください。
症状の程度によっては病院へ行くようにしましょう。