ただの風邪をひいた時でも、その前兆を感じるときは多々ありますよね?
インフルエンザは症状がはっきりしたものが多く、更にそれが強く出る場合が多いです。
インフルエンザウイルスをもらっても、自分が原因となって拡散させてもたいへんです。
ここではインフルエンザの予兆としてどういう症状があらわれるのか?そして潜伏期間や初期の対処はどのようにすれば良いかを紹介していきます。
潜伏期間とは?感染期間とは?
インフルエンザウイルスには潜伏期間と感染期間があるのはご存知でしょうか?
まずは潜伏期間ですが、これは文字通りインフルエンザウイルスに感染してから、表立って発症するまでの期間のことですね。
これは感染してから1日から3日ほどあります。
しかしこの期間は、症状があらわれないので感染していることに気付きにくいのです。
ですので、知らずに他者にうつしてしまう可能性の高い、ちょっと怖い期間なのですね。
また、インフルエンザの潜伏期間は他のウイルスよりも期間が短く、感染するとすぐに体内で増殖し発症まで時間かからないことが特徴です。
次に感染期間ですが、これは発症してから他者へウイルスをうつしやすい期間のことを言います。
インフルエンザの場合は大体発症から1週間とされており、それを過ぎれば他者への感染の心配は殆どなくなります。
注意したいのは、熱が下がったからと言って安心しないことです。
解熱後でも2,3日は十分に感染力があるため、ウイルスをばら撒かないように家の中でもマスクの装着を怠らない、不要の外出は控えるなどの対策を行いましょう。
これらの症状があればインフルエンザの予兆の疑い
インフルエンザにはA型・B型・C型の3種類が存在します。
一般的に、大流行するタイプがA型で、そこそこ感染者が生じるのがB型となっていて、この二種類がほどんどの割合を占めます。
これらの症状が出始めたら、インフルエンザの疑いがありますので注意してください。
インフルエンザA型の症状
- 38度以上の高熱
- 頭痛
- 悪寒
- 寒気
- 関節痛
- 筋肉痛
- 咳
- くしゃみ
- 鼻水
- 喉の痛み
- 全身倦怠感
- 食欲不振
非常に多岐にわたっていますね。
全身倦怠感や食欲不振などの、全身症状が出始めたらA型に注意して下さい。
インフルエンザB型の症状
- 悪寒
- 寒気
- 頭痛
- 咳
- くしゃみ
- 鼻水
- 下痢
- 腹痛
発熱は37~38度くらいでおさまり、あまり上がりません。
関節痛や筋肉痛になることは少ない代わりに、下痢や腹痛といった消化器系疾患の症状が出ることが特徴でしょう。お腹に症状が出始めたらB型の疑いがあります。
風邪との違いは?
それでは風邪との違いを説明していきましょう。
まず、インフルエンザA型の最大の特徴は38度以上の高熱と関節や筋肉の痛みです。
この高熱と関節痛や筋肉痛がセットとなっているなら、インフルエンザの可能性が濃厚です。
全身倦怠感や食欲不振といった症状も、普通の風邪とは比較にならないほど強くあらわれます。
そして風邪と比較して、急激に症状が悪化するというというのがインフルエンザの特徴と言えるでしょう。
判断が難しいのはインフルエンザB型の場合です。
高熱にならないことも珍しくないので、ただの風邪と勘違いしてしまうことも多いのです。
やはり特徴は消化器系に症状があらわれることです。そこを見逃さないことがポイントになりそうですね。
家の中でできる蔓延予防策
家族の誰かにインフルエンザの予兆があらわれた場合、家庭内で蔓延しないように予防策を講じることが重要です。
これは早ければ早いほうがよいです。本格的に発症する前に、是非以下の施策に取り掛かって下さい。
隔離する
幼い子供などでは少しかわいそうな方法になりますが、インフルエンザに感染した家族は一つの部屋になるべく隔離するようにします。
インフルエンザは飛沫や接触などにより感染するので、空気中になるべくウイルスを増やさないために必要な方法です。
また、使用するタオルなども分けましょう。
加湿器を使う
インフルエンザウイルスは湿度に弱いので、常に家の中の湿度を60パーセントに保つことで感染の予防ができます。
加湿器が複数台ある場合は、リビングや部屋ごとに加湿器を置いて家中どこでも湿度を保てるように工夫しましょう。
こまめな換気
最近の住宅は高気密高断熱となっており、家の空気や温度だけではなく、ウイルスも閉じ込められてしまっています。
ずっと換気せずにいると、空気中のウイルス濃度がどんどん上がっていき感染する確率もそれに比例して上がっていきます。
1日に何度か空気の入れ替えを意識して行いましょう。
潜伏期間中にワクチンは有効?接種する際の注意点
インフルエンザの予兆を感じた潜伏期間の段階で、予防接種は効果を発揮するのでしょうか?
実はこれ、あまり意味がありません。
予防接種によって体内に抗体がつくられるのは、だいたい2週間はかかります。
潜伏期間は長い人でも1週間ほどです。
ですので潜伏期間中に予防接種を受けても、ほとんどが抗体の生成に間に合わないのです。
仮に間に合ったとして、接種する際にはいくつかの注意点もあります。
まず、新型のインフルエンザにはワクチンがありません。毎年流行する季節性インフルエンザのワクチンのみが存在します。
次に、ワクチンを接種したからと言ってインフルエンザにかからないという保証があるわけではありません。
実際に、予防接種してもインフルエンザに感染する人は多いのです。
しかしワクチンには症状を和らげてくれるという効果があるので、接種を行うことは無意味ではありません。
そして、ワクチンの接種ができないケースもあります。
ワクチン接種当日に発熱があるなどの場合はもちろん、卵アレルギーの方や妊娠初期の妊婦さんも接種できません。
また、生後1歳未満の赤ちゃんには接種が推奨されていません。
生後6か月から接種可能ではあるのですが、大体の病院で1歳未満だと断られてしまいます。
理由としては、1歳未満の赤ちゃんへのワクチンの効果が証明されていないからということです。
赤ちゃんがいるご家庭の場合は、本人ではなく両親や祖父母など、接触する機会の多い大人がワクチンを接種することが推奨されています。
インフルエンザの潜伏期間中にマスクは有効?
結論から先に申し上げますと、インフルエンザの拡散防止にはマスクはとても効果的です。
インフルエンザウイルスは、人のくしゃみや咳によって空中に漂い、それを吸い込んでしまうことで感染するからです。
マスクを装着することにより、自分が潜伏期間中であれば二次感染を予防することができますし、まだ感染していない場合には他者からのウイルス侵入をブロックすることができます。
但し注意したいのは、マスクの装着が間違っていると全く効果が発揮されないということです。
せっかく顎までカバーできるようなマスクをしていても、横や鼻の上に隙間があったり、サイズが合っていないと意味がありません。
更にマスクの種類選びを間違えないことが大切です。
ウイルスよりも大きな網目を持つマスクでは、ウイルスを通してしまうので簡単に感染してしまいます。
マスクの種類とおすすめマスク
では、実際にどのようなマスクを選べばウイルスを完全にブロックできるのでしょうか?
医療用マスク
一番効果が高いのは医療用マスクです。
これはウイルスだけではなく有害物質のPM2,5もブロックしてくれます。
医療用なのでその効果の高さは折り紙付きですが、残念ながらデメリットもいくつかあります。
それはマスクの網目が細かすぎて呼吸がしにくく、通気性が悪いというところです。
長時間使用しなくてはいけないマスクなのに、呼吸ができないのは致命的ですよね。
特に体を動かすことの多い子供や、介護関係の仕事に携わっている方には向かないかもしれません。
通気性が悪いのも、使用時の不快感を促進させてしまうのでストレスに繋がります。
ガーゼマスク
次に、繰り返し使えるガーゼマスクですが、これはインフルエンザの感染防止には効果は低いでしょう。
ただ、くしゃみによる唾液や鼻水の飛散を抑えるということはできるので、感染者が空気中にウイルスをばら撒くのを、いくらか抑えるという効果は期待できるかもしれません。
不織布マスク
となると、やっぱり一番のおすすめは不織布マスクのプリーツタイプになります。
ただしこれも、網目が医療用のものよりは少し大きく、ウイルスを完全にはブロックすることができないそうです。
しかし、お勧めしたいポイントとしてはまず使い捨てで衛生的であるということ。
次に安価で求めやすいということ。
そして顔にフィットさせやすいというところです。
1日に1枚というよりは、くしゃみや鼻水がついてしまったらその都度新しいものに変えるということも大切です。
そのままで放っておくと、マスクの網目からウイルスが飛び出して行ってしまうので注意しましょう。
マスクを装着する上での注意点とは?
最後に、一番おすすめな不織布マスクのプリーツタイプを装着する上での注意点をまとめてみました。
いくつかありますので、インフルエンザ感染予防の参考にしてみてください。
上下の確認
まずはマスクの上下を確認しましょう。
鼻あてのある部分のあるほうが上です。
時々気づかずに上下逆さまにしている人がいるので要注意ポイントです!
鼻の上までマスクをする
マスクは鼻もきちんと覆い、鼻あてもしっかり自分にフィットさせましょう。
人間は、鼻の粘膜からもウイルスを取り込んでしまいます。
せっかくマスクをするなら、しっかりと鼻の粘膜も守りましょう。
サイズが合っていない
ドラッグストアでも売られている不織布マスクは、性別や顔の大きさによってサイズが分かれています。
一般的な成人のサイズや、顔の小さい女性用サイズ、そしてキッズサイズなど豊富なサイズ展開がされています。
自分の顔に合ったマスクをしてウイルスの侵入を防ぎましょう。
まとめ
これまでインフルエンザの型別による、予兆として見られる症状を挙げてみました。
また、潜伏期間の疑いがある時の、各種対処法も紹介してきました。
インフルエンザウイルスは繁殖が早く感染力も強いので、初期の対応がとても重要になります。
おかしいな?と感じたら、早め早めの処置でインフルエンザの蔓延を防いでいきましょう!