インフルエンザの鼻水・発熱・めまいの特徴や対処法を徹底解説!

風邪やウイルス感染などで発熱したり鼻水が出ることがありますよね。

インフルエンザにかかると高熱や鼻水などが出ますが、鼻水が最後まで残ると聞いたことはありませんか?

鼻水の症状は、初期に見られやすいですが、インフルエンザの場合はどうなのでしょうか。

今回は、インフルエンザに特徴的な症状のひとつ鼻水や発熱についてまとめました。

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インフルエンザの鼻水の特徴

一般的な風邪は年間を通して発症しますが、インフルエンザは冬に流行することが多いですよね。

普通の風邪は徐々に症状が進行して喉の痛みや鼻水、軽度の熱がでます。

一方、インフルエンザにかかると高熱や関節痛、咳、喉の痛み、体がだるいなど急激に全身に症状があらわれます。

インフルエンザの鼻水は、一般的な風邪の鼻水の症状と異なりますが、どの様な特徴があるのか見ていきましょう。

 

鼻水の色調

風邪の時の鼻水の色は、かかり始めの頃は透明な鼻水の色で、回復してくると透明から緑色っぽい色に変化していくのが一般的です。

インフルエンザの鼻水の色は、緑色や黄色ががった色になります。

いつまでも緑色の状態が続くときは、細菌などによる慢性副鼻腔炎を発症している可能性が高いので、耳鼻咽喉科などで診てもらうようにしてくださいね。

 

鼻水の粘り気

花粉症などのアレルギーの鼻水は、サラサラした状態ですよね。

風邪の時にあらわれる鼻水は、サラサラした状態から粘り気のある鼻水に変化していきますが、インフルエンザでは、粘り気のある黄色ががった鼻水が出始めます。

 

後期にあらわれる

鼻水は、熱や喉の痛み、全身がだるいなど症状が出始めた時にあらわれます。

風邪の場合は、くしゃみ、鼻水などの症状があらわれてから症状が強くなりますが、インフルエンザは熱や関節痛など全身症状が出て、最後の方で鼻水の症状がでます。

インフルエンザの鼻水の対処法

鼻水が出ると不快ですが、薬などで無理に止めてしまうと細菌やウイルスがいつまでも体内に残ってしまう原因になります。

鼻にティシュを詰めたりせず、定期的に鼻をかんでウイルスを外に出すようにしましょう。

ここでは、鼻水が出た時の対処法についてまとめました。

 

鼻をこまめにかむ

鼻水が出る時はこまめに鼻をかむようにして、鼻の中に存在している雑菌を追い出しようにします。

鼻をかみ過ぎると、鼻が痛くなることがあるので優しくかむようにします。

使用するティシュは、肌に優しい素材のものを選ぶようにしてくださいね。

 

鼻を保温する

鼻を温めることで鼻の粘膜の血管が広がり、血流も促進され鼻の通りが良くなり症状の改善に役立ちます。

鼻を温める時は、蒸しタオルなどを使うと効果的です。

蒸しタオルの作り方は、水で濡らしたタオルを強くしぼって、1分くらい加熱します。

 

鼻うがい

水に溶かした生理食塩水で鼻うがいをすると効果的です。

鼻うがいをすることで鼻の粘膜を保護したり、ウイルスや細菌を外に洗い流す効果も得られます。

鼻うがいは片方ずつ行いますが、片側の鼻にスポイトや専用の吸入器などを使用して食塩水を吸います。

吸った食塩水は鼻から出します。

 

ツボ押し

迎香(げいこう)と呼ばれるツボを押すことで鼻がスッキリします。

ツボは、左右の小鼻の窪みのある部分にあります。

このあたりを押したりマッサージすると良いでしょう。

 

部屋の加湿

部屋が乾燥するとウイルスが付着しやすくなり、症状が長引いてしまいます。

加湿器などで、部屋の湿度を50%~60%くらいに保つのが理想です。

加湿器が無くても洗濯物を干したり、濡れタオルを部屋に吊るすだけでも効果がありますよ。

 

水分補給

風邪やウイルスに感染した時は、水分を補給するようにしましょう。

水分補給は、脱水を防いで体の回復を早めるのに役立ちます。

 

生姜湯を飲む

生姜は風邪の時に飲むと効果的ですが、鼻水が辛い時に生姜茶として飲むと鼻水の症状が和らぐことがあります。

紅茶にすりおろした生姜を加えて飲むと、免疫力が高まって良いですね。

 

内服薬

症状が辛い時は、内服薬などを使用して症状を緩和するのも方法です。

アレグラポララミンなど抗ヒスタミン薬などを内服すると症状が和らぎます。

医師や薬剤師に相談してから処方してもらって下さいね。

 

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インフルエンザの発熱の特徴

風邪や感染症などにかかると熱が出ますが、熱の出かたは病気の種類によりそれぞれ異なります。

インフルエンザは高熱が出ると言われていますが、かかった全ての方に熱の症状が出るのでしょうか?

次の項目では、インフルエンザの発熱の特徴についてまとめました。

 

急に高熱が出る

インフルエンザの特徴と言えば、高熱がありますね。

多くの方は38℃以上の熱が出ますが、どのタイプのウイルスに感染したかで異なります。

高熱は、A型やB型で出やすく、特にA型では咳や喉の痛み、関節痛など全身に症状があらわれます。

インフルエンザウィルスは増殖がするスピードが速いので急に高熱がでます。

また午前中から高熱が出るのが特徴です。

 

熱が上がったり、下がったりする

熱が上がったり、下がったり変動することを二峰性発熱と呼びます。

インフルエンザは、熱が下がっても再び熱が出ることがありますが、抗インフルエンザ薬を内服しなかった場合に見られます。

熱は細菌やウイルスなどの外敵と闘う役割がありますが、薬によって熱が抑えられ、闘う能力が一時低下し、ウイルスの働きが高まってしまったことが考えられます。

インフルエンザの発熱の対処法

インフルエンザでは、高熱が出ることがほとんどですよね。

熱は病原菌と闘っている証拠なので、無理に熱を下げることはありませんが、高熱がでると辛いものです。

この章では、熱が出た時の対処法について紹介します。

 

水分補給

熱が出ると水分が体から失われやすくなります。

水分が不足すると脱水症状が起こり、頭痛や吐き気の原因になるなど症状が悪化してしまいます。

白湯や麦茶、イオン飲料など室温程度の飲み物を飲むようにしましょう。

 

体を冷やす

体の太い血管のある場所をアイスノンや保冷剤、氷枕などで冷やすようにします。

首回りや脇の下、鼠径部(太もものつけ根)を冷やすと効果的です。

 

濡れタオルで体を拭く

体の気化熱を利用して、体温を下げてあげます。

濡れたたタオルで汗を拭くと、気化熱によって体温が下がります。

 

解熱剤の使用

熱はウイルスと闘うための免疫反応なので、薬を使って無理に下げる必要はありません。

通常、抗インフルエンザ薬を内服すると徐々に熱が下がってきます。

但し、水分が摂取できない、ぐったりしている、眠れないなど症状がある場合は、解熱剤を使用して楽にしてあげます。

 

解熱剤は熱を下げるだけで、インフルエンザを治す薬とは異なります。

使用する時は、医師や薬剤師に相談してから使用するようにしてください。

めまいの種類

めまいと言ってもさまざまな種類がありますよね。

周囲がぐるぐる回ったり、左右に揺れるように動くなどさまざまですね。

めまいは病気やストレスなどが原因で起こることがあります。

めまいには、どのような種類があるのか見ていきましょう。

 

回転性めまい

回転性めまいは、耳の三半規管と呼ばれる部分に異常が起こり発症します。

めまいと言えば、メニエル病ですが、ほかに突発性難聴ウイルスの感染によってもめまいが起こります。

 

浮動性めまい

浮動性めまいは、体がふわふわとした感覚のめまいです。

自律神経が乱れた時などに起こりやすいですが、体や脳に何らかの異常があると起こります。

 

立ちくらみ

多くの方は立ちくらみを経験したことがあるかと思います。

立ち上がった時にクラクラしたり、目の前が暗くなるような感覚のめまいです。

立ちくらみは放置しても数分で回復しますが、何らかの病気が原因で立ちくらみの症状が起こることがあります。

 

インフルエンザでめまいがおこる原因

ここでは、インフルエンザでめまいが起こる原因などを説明します。

 

ウイルスに感染

インフルエンザでもめまいが起こることがありますが、高熱によって三半規管に異常が起きたことが原因となります。

またウイルスによって耳の前庭神経に炎症が起こり、めまいが起こると言われています。

前庭神経炎の場合は、耳鳴りや難聴などの症状がないことがほとんどです。

 

めまいにはいくつか種類がありますが、インフルエンザの場合は、回転性めまいが起こります。

回転性めまいは数日で治まりますが、ふらつきなどの症状は、1週間から1ヶ月くらい続くことがあります。

 

抗インフルエンザ薬の内服

薬の副作用によってめまいが起こることがあります。

抗インフルエンザ薬のタミフル、リレンザ、イナビルなど薬の副作用の場合、止めればめまいの症状は緩和されますが途中でやめてしまうのはやめましょう。

めまいの症状がひどい時は、医師に相談するようにしてください。

インフルエンザのめまいの対処法

めまいは周囲がグルグル回ったり、フワフワしたり、倒れそうになるような不快な症状ですね。

また吐き気があったり吐いてしまたり、症状が悪化する場合もあります。

めまいが起こった時の対処法について紹介しますので参考にしてください。

 

安静を保つ

めまいが起こっているときは、無理に動いたりせず椅子に腰かけたり、ベットなどに横になります。

また、ベルトなど体を締め付けているものを緩めて、楽な姿勢を保つようにします。

カーテンを閉めて部屋は暗めにしたり、窓を閉めて外の騒音を防ぎましょう。

 

内服治療

めまいは、耳鼻咽喉科神経内科などの領域になります。

めまいを抑える薬などを処方してもらうなど方法もありますが、インフルエンザ薬を内服中の方はかかった病院に電話などで相談してください。

 

病院を受診する

症状が1週間以上続くときは、無理せずかかりつけの医療機関などで相談することをおすすめします。

めまいは、耳の病気や感染症のこともありますが、脳の病気が関係してめまいが起こっていることがあります。

 

まとめ

インフルエンザの鼻水や発熱に焦点をおいて説明しました。

毎年流行するインフルエンザですが、かかるウイルス型によって多少なりとも症状が異なります。

病気などにかからないためには、栄養バランスの良い食事や規則正しい生活を送ることが大切ですね。

参考文献
「第一三共株式会社 インフルニュース」
「沢井製薬 健康情報サイト」
「日刊メディカル インフルエンザ診療Next」

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