熱が出た時に冷やす場所はどこ?その効果的な冷やし方とは?

急な発熱でご自身やお子様が辛い思いをしているときは、一刻も早く熱を下げたいところですよね。

その場合、体のどこを冷やすのが良いのでしょう?

今回は、熱が出た時に効果的に冷やす場所を紹介していきたいと思います。

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発熱時に冷やす場所

熱が出た場合に真っ先に冷やそうと思うのは、やはり「おでこ」でしょう。

解熱シートの広告でも、おでこに当てている写真をよく見かけますよね。

 

しかし最も効果的な場所は、おでこではありません。

具体的に医師が推奨している部分は、

  • 首筋にある頸動脈
  • 脇の下
  • お腹周り
  • 足の付け根

といったところです。

 

ここにはリンパ節と呼ばれる、リンパ管の関所のような役割をするところがあります。

リンパ節には白血球やリンパ球が待機していて、体中から運ばれてきた病原体などをやっつけてくれるのです。

このリンパ節が体内に多数点在するのですが、特に多く集まっているのが先ほど挙げた場所なのですね。

白血球たちが免疫活動を頑張ってくれて、ヒートアップしているリンパ節を冷やすのが、効率的に体温を下げることに繋がるということです。

ちなみにおでこを冷やすことは、医学界はお勧めする場所として紹介していません。

むしろ、おでこに貼る解熱商品は医学的には意味がないとさえ言われることもあります。

ただし医学的には効果が薄くても、体感的にプラスの効果も期待できます。

特に子供の場合は、おでこが冷やされると単純に「気持ちいい」と感じることがあります。

それは「冷やされている」という安心感を生み、リラックス効果につながります。

「おまじない」という感覚で、解熱シートをおでこに貼ってあげるのも良いかもしれませんね。

効果的な冷やし方

ここでは効果的な冷やし方をご説明しましょう。

先ほど紹介した4つの場所に保冷材を当てていきます。

この時保冷剤をガーゼやタオルで包み、直接肌や衣類に触れないようにして下さいね

そして保冷効果を上げるために薄着をするようにして下さい。

最近はスーパーなどで買い物をすると、小さい保冷材を無料でもらうことができますよね。

それを普段から冷凍庫で保管しておくと良いでしょう。

 

このサイズが脇などに挟み込むのに丁度良いのですね。

ただし小さいので、あまりに高熱の場合は溶けてしまうのも早いです。

一度に5箇所ほど使うことを考えれば、交換用を含めて普段から10個程度は準備しておきたいところですね。

脇の下、お腹周り、足の付け根は、この保冷材を当てて冷やします。

しかし首回りの冷却には氷枕が効率的でしょう。

その際、氷枕はカチカチのタイプはあまり適しません。

昔ながらの水枕や、ジェル状の柔らかいタイプを薄いタオルなどで包んで使います。

 

柔らかいジェルタイプの氷枕であれば、首の後ろに敷くだけでそのまま首の両脇まで巻き込んで冷却してくれます。

これひとつで、首回りのリンパ節を効果的にカバーしてくれるのでとても便利ですよ。

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逆に温めたほうが良い場所は?

体温を下げたいのに温めるとはどういうことでしょう?

発熱時は体の中心部が熱くなり、手足の先端部や頭部の先端部などは逆に冷えてくるケースがあります。

その場合はその部分を温かくする必要があるのです。

それ以外にも、汗をかいてしまったのに着替えができずに体が冷え切っているなら、温めたほうが良い場合があります。

また、熱の出始めのようなこれから体温が上がっていく状態になると、寒さを感じるようになります。

この時は熱が上がりきるまでは、冷やすよりも温めることが大切になるのです。

この時は場所を問わずに全身を温めるようにしてください。

寒気を感じている状態では温め、熱が上がり暑さを感じだしたら冷やすようにするのが一番でしょう。

まとめ

以上、いかがでしたか?

今回は熱が出た時に冷やす場所はどこが一番いいのか、効果的な冷やし方とはどのようなものなのかをお伝えしました。

熱が出た時に冷やすところはおでこではなく、首筋にある頸動脈、脇の下、お腹周り、足の付け根ということでした。

この部分をガーゼなどに包まれた保冷剤で、効率的に冷やしていきましょう。

そして、特に子供の場合は体温調節がうまくいきません。

寒気がひどいなら温めて、暑がっているなら体温を下げるようにして下さいね。

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