急な発熱がおきたときには、少しでも楽になりたいですよね。
子供が苦しそうにしていたら、何とかしてあげたいのが親心。
でも病院へ行くほどでもなかったり、薬を飲むことに抵抗がある場合は、東洋医学を試してみてはいかがでしょうか?
私たちの体に多数あるツボには、熱を下げる効果があるツボがあるのです。
今回は、解熱効果があるツボの位置と効果的な押し方を、いくつかまとめてみましたので参考にしてみて下さいね。
曲池(きょくち)
イラストのように、グイッと肘を曲げてみて下さい。
できたシワの一番端のところを指で押し込んでみると、グッと痛みを感じるところが分かるでしょうか?
ここが曲池と呼ばれるツボで、熱を下げる効果があります。
効果的な押し方は、ツボがある腕の反対の手の中指を中心に、人差し指、薬指を当て、この3本の指の腹を円を描くように回しながら優しく押し込んでいきます。
これを数十秒繰り返して下さい。
十宣(じゅっせん)
指の先端部分の中央にあるのが十宣です。
こちらも解熱の効果が期待できるツボですので、曲池とセットで押してみるのをお勧めいたします。
反対の手の親指を使い、10本の指すべてを順番に押します。
大椎(だいつい)
首を前方に倒したときに、大きく出っ張った骨のすぐ下のくぼみが大椎です。
頸椎の間にある狭いくぼみですので、押すのが少々難しいかもしれません。
そんな時は、コインのような薄いものをこのくぼみに横向きに当て、左右に軽くこするように刺激すると良いみたいです。
これを皮膚が痛くならない程度に、数分間続けて下さい。
耳つぼ
耳は体全体の3分の1のツボが集まる「ツボの宝庫」です。
そんな耳つぼにも、解熱に効果があるツボがいくつかありますので、まとめて紹介いたします。
効果的な押し方は、つまようじを5~6本を輪ゴムを使って束ねて下さい。
尖った先端側と、丸い手元側を、場所によって使い分けると良いでしょう。
このつまようじの束で、食前に数十回ずつ、左右の耳つぼを刺激して下さい。
耳尖
血圧を下げたり、鎮痛効果が期待できます。
神門
痛みや神経のたかぶりを抑制する効果が期待できます。
大腸
腸の働きを良くして、炎症の鎮静が期待できます。
肝点
解毒作用が期待できます。
副腎
抗アレルギー効果などの消炎効果が期待できます。
まとめ
以上、いかがでしょうか?
今回は、熱を下げる効果の期待できるツボと、その押し方をいくつかご紹介してみました。
もし、「薬や病院を頼らず、熱だけ何とか下げたい!」という状況であれば、今回の方法を試して頂くのが良いかもしれません。
ただし、あまりに高熱の場合や、あきらかに他の病状も見られるときは、ただちに病院での診察を受けるようにして下さいね!