気になりだすと止まらない喉の違和感に悩んでいませんか?
もしかしたらこの喉の圧迫感は病気かもしれない・・・と思うと、どんどん違和感が増していく気さえしてきます。
実際に喉に圧迫感を感じる時には、どんな病気の可能性があるのでしょうか?
今回は、喉の圧迫感で息苦しくなる原因と対処法について、症状別でご紹介します。
喉の圧迫感で痛みを感じる
のどの圧迫感とともに痛みを感じる場合には、慢性咽頭炎や扁桃腺炎、茎状突起過長症である可能性があります。
喉の圧迫感と痛みを感じる原因
慢性咽頭炎や扁桃腺炎は、主に細菌やウイルスに感染するとことで発症します。
長引く風邪からいつものどに違和感を感じるというのであれば、慢性咽頭炎である可能性が高いでしょう。
茎状突起過長症とは、咽頭や舌の動きに関連する筋肉が付着する骨が異常に伸びていることでのどに圧迫感や痛みを感じるものです。
喉の圧迫感と痛みを感じるときの対処法
いずれにせよ、病院で検査をし正しい診断をしてもらう必要があります。
咽頭炎や扁桃腺炎は慢性化すると治りにくくなりますので、できるだけ早い段階で病院を受診してください。
茎状突起過長症は耳鼻科で検査ができますが、実際に突起を切除する手術が必要となるケースもあり、手術後は数日激しいのどの痛みがあります。
ですので、治療方針については主治医とよく話し合う必要があるでしょう。
喉の圧迫感と一緒に咳もでる
のどの圧迫感とあわせて咳の症状もみられる場合には、咽喉頭酸逆流症か慢性咽頭炎である可能性があります。
喉の圧迫感と咳がでる原因
咽喉頭酸逆流症であれば、逆流した胃酸が喉まで戻ってきているのが原因です。
慢性咽頭炎は、風邪などの最近・ウイルスのほかにアレルギーによるものも考えられます。
喉の圧迫感と咳がでるときの対処法
咽喉頭酸逆流症の場合には、逆流性食道炎と同じく生活習慣(特に食生活)の改善や、薬物療法で症状を抑えることができます。
慢性咽頭炎はアレルギーからきている可能性もあるので、きちんと病院で検査・治療を受けましょう。
喉の圧迫感に加えて吐き気もする
喉の圧迫感に加えて吐き気もする場合は、咽喉頭酸逆流症または甲状腺腫瘍である可能性があります。
喉の圧迫感と吐き気がする原因
咽喉頭酸逆流症については前項の通りです。
甲状腺腫瘍の場合、良性悪性にかかわらず甲状腺ホルモンに影響が出るため、喉の違和感、声のかすれ、のどのしこりのほかに吐き気や頭痛といった症状もあらわれます。
甲状腺腫瘍はほとんど良性だといわれていますが、まれに悪性であることもありますので、喉の違和感に合わせてしこりがある場合には病院で詳しく検査してもらいましょう。
喉の圧迫感と吐き気がするときの対処法
甲状腺腫瘍の良性はほとんど手術することがありませんが、必要に応じて腫瘍のできている甲状腺を摘出します。
腫瘍が悪性だった場合には、腫瘍の大きさやできた個所によって切除範囲が異なり、またがんのステージによって放射線治療や抗がん剤による薬物治療が行われます。
喉の圧迫感とストレスとの関係は?
ここまで解説した病気とは異なり、ストレスによる喉の違和感や圧迫感に悩んでいる人も多いようです。
ストレスによる喉の違和感は「咽喉頭異常感症」と呼ばれ、主に若い年代の女性に多いとされています。
- 食べ物を飲み込むと違和感を感じる
- 普段からのどに圧迫感を感じて呼吸がしにくい
- のどに何か引っかかっている感じが常にあるのに検査しても異常が見られない
このような場合には、この咽喉頭異常感症である可能性が高いでしょう。
食道の付近にある自律神経がストレスにより乱れると、食道の筋肉が収縮します。
この作用で、喉に圧迫感を感じてしまうのです。
特に若い女性はホルモンバランスによりストレスを受けやすく、環境の変化や日常生活の忙しさが加わることで「咽喉頭異常感症」になりやすいようです。
喉の違和感を気にすることがさらなるストレスとなり、なかなか治らないといったこともあるようです。
ですので、喉の違和感が気になる方は病院で検査を受け「異常がない」ことを確認し、少しでもストレスを減らすようにしましょう。
まとめ
喉の違和感に悩む人はとても多く、特に食道がんなどではないか?と気になりそれがストレスとなってしまうこともあるようです。
喉の違和感は実際に大病である可能性もありますが、適切な治療を受けることで治る病気であることも多いです。
ですので、気になる方は今すぐ病院で検査を受け、しっかりと病気に向き合うことをおすすめします。