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喉の奥の痛みや臭いが気になり口の中を開けて鏡を見てみると、白いできものやぶつぶつが見えたら思わずドッキリしてしまいますね。

そんなことがあっても慌てることのないよう、ここで予備知識をしっかり得ておきましょう。

今回は、喉の奥の白いできものやブツブツの正体に迫ってみたいと思います。

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性扁桃炎(腫れていて痛い場合)

急性扁桃炎では喉の奥が痛くなり、38℃以上の発熱、ひどいだるさ、悪寒、食事をとれないほどの激しい喉の痛みが起こります。

このとき、喉の奥に白いできものや、ぶつぶつが見られる場合があります。

この白いものは膿で、細菌や粘膜細胞の死骸です。

急性扁桃炎になると溶連菌、ブドウ球菌、肺炎球菌などの喉の粘膜にある細菌がいつもより激しく活動します。

そして喉の奥の窪んだ部分(腺窩)にこれらの細菌の死骸と扁桃粘膜の死骸がたまることで「膿栓」と呼ばれる白いうみが出やすくなり、これがたくさん出ることで目につきやすくなるのです。

 

以下の「関西医科大学総合医療センター」のWEBページにも、同様のことが記述されています。

参考文献
「関西医科大学総合医療センター」

扁桃周囲膿瘍(痛い場合)

急性扁桃炎の症状は通常一週間程度で治まりますが、症状が治まらず扁桃の周りに膿栓が大きく広がっていき、「扁桃周囲膿瘍」と呼ばれる潰瘍状になると、のどの激しい痛みはやむことがありません。

 

扁桃周囲膿瘍をそのまま放置しておき、細菌が巣くってしまうと、扁桃から放出される毒素が体を回り、腎炎やリウマチなどを起こしてしまうことがあります。

そうなると命に関わったり、後遺症に長く悩まされたりしてしまいます。

たかが喉の痛みと安易に考えてはいけません。

喉の痛みが続き、しかも喉の奥に白い膿の広がりが見られるようならすぐに医療機関を受診しましょう。

場合によっては白い膿を注射針で吸収して抜いたり、手術をして切り取ったりしないといけないかもしれません。

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膿栓(臭い場合)

とくに喉が痛くもなく、とくに他に病気もないときに喉の奥(扁桃)から悪臭がして、付近に白い塊が見られたら、それは「膿栓」が臭いの原因になっている可能性があります。

膿栓は喉の粘膜にある細菌(溶連菌、ブドウ球菌、肺炎球菌など)の死骸や扁桃粘膜の死骸が、喉の奥の窪んだ部分(腺窩)にたまって固まってしまったもので、健康な人でも見られます。

 

膿栓はつぶれると中から液体が出てきてドブ川の中のヘドロのようなひどい悪臭を放つことから「臭い玉」という俗称をもっています。

喉の奥で膿栓がつぶれることで、他人が感じる前に、自分自身が口の中からひどい悪臭が漂ってくることを感じます。

膿栓はうがいをしたり、綿棒やピンセットなどを使ったりして取ることができますが、膿栓が付着する扁桃腺は敏感な部位ですので、躍起になって取り除こうとしているうちに扁桃腺を傷つけたり、炎症を起こしたりしてしまうかもしれません。

 

  • 自分で膿栓を取り除くのが不安な人、
  • 自分でやっても膿栓がうまく取り除けない人、
  • あるいは取り除いてもすぐ膿栓が出てきて気になってしまう人

このような人は、医療機関に相談するのがよいでしょう。

膿栓の除去自体の費用は400円(自己負担は130円程度)と安く、耳鼻咽喉科が専門にしています。

 

以下のサイトで詳細が確認できます。

参考文献
「笹井耳鼻咽喉科クリニック」

口内炎(痛い場合)

口内炎と言えば、舌を噛んだところが白い潰瘍になるイメージがあります。

しかしその他にも、

  • 喉の奥をひっかいたり
  • 歯ブラシなどで傷つけてしまったり
  • 熱いものを食べて火傷してしまったり

こうすることで、喉の粘膜が損傷し、そこに細菌が侵入し繁殖することで、喉の奥に口内炎ができることがあります。

 

喉の奥に口内炎ができると、食べ物、飲み物を飲み込むとき強烈な痛みが走るのはもちろん、ツバを呑んでもちくりとした痛みあり非常に不快です。

こうした何らかの刺激や傷によるものではなく、免疫力が低下することでウイルス感染し、それがもとでできてしまう口内炎もあります。

小児が夏にかかりやすい病気として知られるヘルパンギーナでは喉の奥に水泡が発生してしまうと、それが破れることで口内炎に至る場合があります。

また免疫力が低下することで発症する病気にヘルペスがありますが、ヘルペスが喉の奥に発生すると、まず水ぶくれを作り、それが破れて口内炎になってしまうことがあります。

これらの口内炎も口蓋垂(のどちんこ)を通過する際に強い痛みを伴います。

 

明治薬科大学 遠藤一司先生監修の以下の記事でも、それを詳しく確認することができます。

参考文献
「医科学出版社 副作用対策講座 口内炎」

口腔カンジタ症(痛い場合)

ヒトの口の中にいつも存在しているけれど、普段はおとなしい真菌(カビの一種)であるカンジタ菌。

これが増殖することで喉の奥に白い膜が散在したり、舌の表面に白い苔のような膜ができたりしてしまうのが口腔カンジタ症です。

痛みを伴うこともあります。鵞口瘡 (がこうそう)とも呼ばれます。

口腔カンジタ症は免疫力の低下により発症しやすくなります。

つまり、高齢、病気のとき、化学療法や放射線治療などを受けているとき、エイズや糖尿病にかかったときなどでは口腔カンジタ症になりやすくなります。

脳卒中患者、寝たきりの要介護者でも発症しやすくなることが知られています。

義歯を使用することで口の中の環境が悪化した場合も発症しやすくなります。

 

また口腔カンジタ症は、喘息や花粉症でステロイド治療を受けた小児でも発症することがあります。

乳児では免疫が未発達なこともあり、口腔カンジタ症が頻繁に見られます。

まとめ

ふだんあまり観察することのない喉の奥。

でも実はいつもさまざまな細菌やウイルスと戦い、私たちの体に細菌やウイルスが侵入し増殖するのを必死で抑えてくれています。

白いできものやぶつぶつができるのは私たちの体の抵抗力(免疫力)が落ちてきていることを警告する喉からのサイン。

見落とすことなくしっかり受け止め、休息、食事などで体力の向上を図っていきましょう。

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