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子供のかかる感染症の代表として溶連菌感染症があります。

この溶連菌感染症の症状のひとつに発疹があります。

子供が痒みで辛い思いをしている状態は、少しでも早く何とかしてあげたいですよね。

今回は、溶連菌による発疹の関連知識を総まとめして、更には痒みを止める方法も紹介しますので参考にしてみて下さい。

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溶連菌の発疹がでる部位ごとの症状

溶連菌感染症は、38℃以上の高い熱と発疹を特徴とする病気です。

ここでは発疹に焦点を当て、体の各部分にどのような発疹の症状がでるのか説明していきましょう。

 

顔には赤みがでたり、直径1cm以下(米粒大位の大きさ)の発疹が頬や鼻にできることがあります。

また肌が乾燥したような状態になることもあります。

 

口・唇

溶連菌に感染すると「イチゴ舌」と呼ばれる赤いブツブツが舌に現れるようになります。

初めは、舌が白い苔(コケ)で覆われたようになり、その後イチゴのようなポツポツとした発疹が見られます。

 

手・手の指

手の色が赤く見えたり、ポツポツした紅斑が指と指の間に見られることがあります。

手や指の皮が白く皮がむけたり、手の平が乾燥したうような状態になることもあります。

 

ポツポツとした赤い斑点状でニキビのような発疹が腕に見られます。

盛り上がりが小さくザラッとしたような湿疹のこともあります。

 

足・足の指

足の甲に赤いブツブツが見られたり、足全体や指の間に赤い点状のものが見られることがあります。

足に現れた紅斑は、ふくらはぎや太ももに広がる傾向もあります。

 

体・背中

赤く小さなブツブツが首や胸などに見られるようになり、背中など体全体に広がります。

発疹は手や足、首などから始まり体全体に広がっていくことがほとんどです。

 

溶連菌の発疹はいつからいつまで続く?

溶連菌感染による発疹は、どのような段階で続くのでしょうか?

主な症状として、

  • 喉の痛み
  • 腹痛
  • 頭痛
  • 嘔吐

などの症状が現れます。

 

症状が出た時から、又は1日~2日くらいで手や足、胸、体全体に痒みを伴い発疹が出てきます。

病気にかかってから2日~4日くらい経過すると、舌にイチゴ状のブツブツが現れるようになります。

 

発疹の出かたには個人差があります。

熱が出てすぐに出ることもあれば、数日してから出ることもあります。

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溶連菌の発疹はうつるの?

発疹の症状だけがうつると言うよりも、溶連菌は感染力が強いので、家族の誰か一人がかかると他の家族に感染させてしまう可能性の高い病気です。

  • 咳やくしゃみなどを浴びて感染するケース
  • 感染者の使用済みの食器類を共有して感染するケース
  • タオルなどを共有して感染するケース

などが、家庭内での主な感染経路になります。

 

感染力が強いので、保育園や幼稚園など登園の目安を設けている施設もあります。

感染しやすい時期は、溶連菌にかかって治療を始める前と、治療を開始してから1日~2日くらい経った頃でしょう。

この時期は特に注意が必要です。

また、溶連菌感染はかゆみの症状が強いため、強くかくことにより他の部分にうつってしまうこともあります。

 

溶連菌の発疹は大人にもあらわれる?

子供を中心に多くかかりやすい溶連菌感染症ですが、大人がかかると発疹は出るのでしょうか?

溶連菌は幼児期や学童期の4歳~10歳などの年齢に多く発症しやすい病気ですが、大人が感染した場合も子供と同様に喉の痛みや熱が出て、体や手足などに発疹が現れます。

 

大人の場合、風邪症状だと思ってしまうこともあるので、家族内で溶連菌に感染した人がいれば自分もかかっている可能性を考えて外出を控えるようにしてくださいね。

 

溶連菌にかかっても発疹が出ないこともある?

溶連菌にかかった場合、風邪と間違えてしまうこともあります。

溶連菌では、

  • 高熱や体に赤いポツポツができる
  • イチゴ舌
  • 手指の皮剥け

などが多く見られる症状ですが、発疹がでないことがあります。

 

溶連菌にはA群、B群、C群、G群などいくつか種類がありますが、特徴的な症状を現すのはA群β溶血性連鎖球菌で、多くはこのタイプの菌に感染し、この菌が発疹をおこします。

C群やG群は喉の痛みや咳、鼻水など上気道炎症状が主で発疹がでないことがあります。

 

また、溶連菌は幼児や学童に多く発症する病気ですが、3歳以下の子供がかかると発疹や熱などの症状が現れない場合もあります。

どのタイプに感染したか、または年齢によって発疹が現れないこともあるので注意が必要ですね。

溶連菌の発疹がでたらお風呂は大丈夫?

熱が下がって、体調が良いのであればお風呂に入っても大丈夫と言う意見の医師はいます。

ただし感染力が強いので、入浴する場合は注意が必要でしょう。

 

入浴は皮膚を清潔に保つために大切ですが、発疹が出ている時にお風呂に入ると体が温まって痒みが強くなることがあります。

このような時はシャワーで済ませたり、どうしても入浴するときは短時間で済ませるようにしましょう。

 

発疹がある時は石鹸でゴシゴシ洗わず、ボディソープなどはなるべく控えて、手で優しく洗い流す程度にします。

また兄弟姉妹で一緒にお風呂に入ると、皮膚同士がこすれ合って感染させてしまう恐れがあるので、一緒の入浴は避けるようにします。

入浴の際はタオルを別にするなど、物の共有による感染に注意しましょう。

 

溶連菌の発疹によるかゆみを止める方法

痒みが強い時は強く掻きたくなりますが、掻き過ぎると皮膚が傷ついて傷口からばい菌が入って皮膚症状が悪化してしまいます。

この章では、症状が進まないように痒みを止める方法を紹介しますので、痒がっているような時は参考にしてください。

 

内服薬

抗生物質を内服することにより、症状が和らぎ痒みも治まってきます。

また、痒みが強く眠れないという方は医師に相談して抗ヒスタミン薬などを処方してもらうと良いでしょう。

 

抗生剤を内服すると、約2日くらいで徐々に症状が改善してきます。

処方された抗生剤は、症状が良くなっても必ず最後まで飲むようにしてください。

 

冷やす

かゆみが我慢できない時は、皮膚を冷やすことで痒みの症状が和らぐことがあります。

冷たいタオルや、タオルを巻いたアイスノンなどで痒い部分を冷やして下さい。

 

入浴は控える

痒い時はバスタブでの入浴は控えて、温めのシャワーを浴びるようにします。

 

室温を調節

溶連菌感染症で皮膚にあらわれる夏場の場合、室温を調節して温度が上がらないようにします。

エアコンなどで室温を適温に保って温度が高くなるのを避けるようにします。

夏場ならエアコンの温度は28℃前後に調節するようにすると良いでしょう。

 

塗り薬を塗る

溶連菌にかかった場合は塗り薬は効果がないと言われていますが、子供においては「塗った」という行為で安心して痒みが和らぐことがあります。

小児科や皮膚科で処方してもらったり、また薬局の薬剤師の方に相談して購入するのもひとつの方法です。

間違った塗り薬では症状が悪化してしまうことがあるので、専門家に相談してから購入することをおすすめします。

間違いやすい他の病気による発疹

体に赤い発赤や発疹がでる病気にはさまざまな種類があり、溶連菌に感染したのか、又は他の病気にかかっているのか見分けることが難しいことがあります。

溶連菌感染症は、突然の高熱に強い喉の痛みの後や2日以内に体の各部分に赤いブツブツがでて、イチゴ舌が見られると診断の決め手になります。

溶連菌には数種類存在しますが、菌の種類が異なったものに感染すると再感染することがあります。

ここでは、体に発疹ができるさまざまな病気をまとめました。

 

水疱瘡

熱は37℃から40℃近くまで上がることがあり、熱と共に発疹が現れます。

痒みのある水疱状の赤い発疹が、顔や体の胴体を中心にでて口の中などに広がりますが、手足に出ることは少ないです。

 

4日~5日経過すると乾燥した黒いかさぶたが目立つようになり、約1週間かけてかさぶたへと変化していきます。

一度かかると再度かかることはありません。

 

突発性発疹

39℃以上の高熱が約2日~3日間続き、熱が下がった後に少し遅れて小豆大くらいのピンク色の発疹が出ます。

痒みの症状はなく、約3日間くらいすると発疹が消失してきます。

色素沈着を残すこともありません。

 

手足口病

口の粘膜に痛みのある小さな水ぶくれができます。

そのほか、手のひらや足の裏、肘や膝などにも発疹が現れます。

 

りんご病

熱は微熱程度で、両方の頬がリンゴのように赤くなります。

1日~2日くらいで、腕や大腿部(太もも)にも赤いまだらな発疹がでるようになります。

痒みをでることもあります。

 

薬疹

薬疹は病気ではありませんが、溶連菌と似たような赤いポツポツが体に現れ紛らわしいことがあります。

病気が治ってから数日後に赤いポツポツが出てくるようであれば、状態を観察するようにします。

 

薬疹では、内服した薬や注射、塗り薬などが体に合わずに発熱や発疹として症状が現れます。

症状が強くなるような場合は、かかった医療機関の医師や看護師、薬剤師などに相談して指示を仰いでもらいます。

まとめ

溶連菌の感染症についてまとめました。

子供がかかりやすい感染症は多く、似たような症状を現すこともあります。

熱や皮膚の状態はどうか、痒みはあるかなどを目安に観察してください。

また子供の皮膚はデリケートなので、少しの引っ掻き傷で傷ついてしまうことがあります。

爪は短く切っておくようにしましょう。

参考文献
「公益社団法人 日本小児科学会 皮膚のブツブツ」
「一般社団法人 千葉市医師会 子供に多い病気 溶連菌感染症」
「外房こどもクリニック 溶連菌感染症とは?」

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