水疱瘡の跡を残さないためにするべきこと5つ!跡の消し方も紹介!

幼児に感染することが多い水疱瘡は、治った後にも皮膚に凹凸が出来てしまい、酷いと大人になっても水疱瘡の跡が残ってしまうこともあります。

今回は、体の見えない部分にできても気になってしまう水疱瘡跡を残さないために、水疱瘡にかかった時にするべきことと、すでにできてしまっている水疱瘡跡の消し方をご紹介します!

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水疱瘡の症状とは

水疱瘡は、1歳から4歳の乳幼児が特にかかりやすい感染症で、子ども間において流行してしまうという特徴があります。

流行する時期は12月から7月と幅が広く、冬から夏にかけての長い期間、水疱瘡の感染に気を付ける必要があります。

水疱瘡に感染すると、全身の倦怠感から始まり頭痛を感じ、発熱します。

水疱瘡の代表的な症状である発疹は、まずお腹辺りの体中心部から始まりその後、頭皮・手足と発疹が広がりますが、発疹の数には個人差があります。

体全体に無数にできる子もいれば、たった数個で治ってしまう子もいるようです。

赤い発疹が出来た後は発疹が膨らんで水ぶくれ状になり、やがて潰れてかさぶたになっていき、症状が落ち着いていきます。

水疱瘡の跡は残るの?

水疱瘡の発疹には個人差が有りますが、水疱瘡の跡が残るかどうかも個人によって異なります。

水疱瘡が悪化して全身に発疹が及んでいる状態になってしまうと、一般的には水疱瘡の跡が残りやすいと言えるでしょう。

発疹の状態が酷いと、一生跡が残ってしまうこともあります。

水疱瘡の跡は、皮膚が陥没しニキビ跡のようにクレーター状になるのが特徴です。

ニキビ跡と同じく、陥没が浅く小さければ自然と治っていきますが、陥没が深く大きいと大人になっても跡が残ってしまうことが多いようです。

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水疱瘡の跡を残さないためにするべきこと

一生残ってしまうかもしれない水疱瘡跡、なるべく残さないようにするために、次の5つのことを行ってください。

治療はなるべく早めに

水疱瘡には治療薬が存在します。

水疱瘡の治療薬は、早期に服用することで高い効果を発揮しますので、すでに水疱瘡が流行している時に発熱が見られる場合にはすぐに病院に行きましょう。

水疱瘡が流行中であることを医師に伝えると、水疱瘡の診断が出る前でも治療薬を処方してもらえることがあります。

流行する前では、水疱瘡かどうか見極めるのは困難ですが、発熱とともにお腹に虫刺されのようなものが見られる場合には水疱瘡かどうか医師に相談しましょう。

かくことを我慢する

子どもにはとても難しいことですが、かきむしると皮膚が余計にただれてしまい陥没も深くなるので、痒くてもかくことを我慢するのはとても大切なことです。

小さい子供がかかないようにする工夫については、後述します。

予防接種

水痘ワクチンを接種は、感染予防だけではなく水疱瘡に感染してしまった時でも症状が軽く済むというメリットがあります。

その為発疹も悪化せず、水疱瘡跡も残らない可能性が高くなるでしょう。

現在、乳幼児の予防接種は定期接種化されています。

12~15か月で1回、1回目接種後6~12か月後に2回目を接種してください。

水疱瘡のワクチンは平成26年に定期接種化されたばかりなので、それ以前に生まれた子供は任意で接種することになります。

また、大人であっても任意でワクチンを接種することができますので、定期接種化前の子どもや大人は医療機関に水痘ワクチンの任意接種について問い合わせてみてください。

日光に気をつける

水疱瘡の発疹がある時には、なるべく日光は避けるようにしましょう。

日差しが強い時には、日焼け止めクリームなどを塗るのも効果的です。

実は、水疱瘡の発疹が出来た部分の皮膚は通常の皮膚よりも薄くなり、紫外線の影響を強く受けやすい状態となっています。

そんな時に紫外線を浴びると、日焼けによる色素沈着を起こしやすくなり、より水疱瘡跡を目立たせてしまうことになるのです。

ですから、水疱瘡跡が露出部分にある場合には、日光をその部分に当てないように生活することが大切になります。

お風呂に注意

水疱瘡の症状がある間は、入浴せずシャワーだけにするようにして下さい。

湯船にしっかり浸かり体を温めてしまうと、皮膚のかゆみが強くなり、かゆみを我慢できなくなってしまう可能性があります。

水疱瘡の跡は消せる?

大人になっても残ってしまっている水疱瘡跡も、美容皮膚科などの治療で跡を消すことが出来ます。

それでは、その方法について見てみましょう。

切除縫縮手術で消す

直接的に水疱瘡跡を消す方法として、跡が残っている皮膚を切除し、その後縫合するという方法があります。

手術とは言いますが、それ自体は10分ほどで終わる簡単なものです。

縫合した跡はゆっくりと、一か月以上の時間をかけて消えていきます。

縫合跡が消えるまではその部分が気になるかもしれませんが、とってもきれいに傷口は治っていきます。

ケミカルピーリングで消す

手術をしない治し方では、ケミカルピーリングという方法があります。

皮膚に酸性の薬剤を塗り、古い角質や肌の老廃物を除去することで皮膚の新陳代謝を高める治療法です。

ケミカルピーリングでは、水疱瘡跡だけではなくニキビ跡やシミ・しわ・たるみなどにも効果がある為、女性に人気があります。

ケミカルピーリングでは10回程度薬剤を塗る必要がある為、病院に何回も通わなければいけないという煩わしさと、治療代がかさんでしまうというデメリットもあります。

小さな子供がかかないようにする工夫

小さな子供にとって、かゆみは到底我慢できるものではありません。

掻いちゃダメ!といっても無駄ですから、大人が次の3つを気を付けてあげるようにしましょう。

爪は短く清潔に

子どもの爪はとても薄く、少しでも伸びていると皮膚を傷つける原因となります。

また、爪の間にゴミや古い皮膚が詰まっていると、雑菌が繁殖しており不潔である可能性もあります。

水疱瘡の発疹が出ている間は、爪は短く清潔に保つようにしましょう。

不潔な状態で皮膚に傷をつけることで、皮膚で雑菌が繁殖し炎症が酷くなってしまう可能性が高くなります。

手袋をする

乳児であれば、赤ちゃん用の手袋・ミトンを手にかぶせてあげるのが一番いい方法でしょう。

手袋を嫌がる子もいますが、ある程度履いていると慣れてくれますよ。

なるべく体は温めず患部を冷やす

「お風呂に注意」の項目で触れたように、体を温めるとかゆみの症状が増してしまいます。

特に発疹がありかゆみが強い部分は、一時的に冷やすことでかゆみを抑えることが可能です。

子供が痒さで苦しんでいる時には、少し患部を冷やしてあげてみてください。

長時間冷やすと凍傷になってしまうことがありますので、長時間冷さないように注意しましょう。

まとめ

体の見えない部分にできてしまった跡ならばまだ我慢できますが、顔などよく人目に付く部分に水疱瘡跡が残ってしまうと、本人にとっては本当につらい思いをするものです。

子供が水疱瘡になってしまった時には、跡が残らないように気を付けてあげましょう。

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