お宅のエアコン、カビ臭くないですか?
あのニオイ、いかにも身体に悪いものを吸い込んでいます!っていう感じがして、とても不快ですよね。
ただ正直な気持ちとして、エアコンをマメに掃除するのって面倒なんですよね!
なので、あなたがエアコン掃除で手間取らないように、掃除の仕方を分かりやすくまとめてみました。
ぜひこの記事を読んで、ポイントを抑えながら効率的に作業を進めていただけたら幸いです!
エアコンのカビ臭をとる3つの対策
まずは、カビ臭をとるための対策方法を3つご紹介しましょう。
エアコンの中を定期的に掃除する
エアコンの中を定期的に掃除することで、カビの繁殖を防ぎ、カビ臭をとることができます。
特に、エアコンのフィルターはこまめに掃除し、清潔にしておくようにしましょう。
フィルターの掃除頻度は、エアコンの使用頻度にもよりますが、1ヶ月に一度は行うといいでしょう。
エアコンの中に水分を残さないようにする
エアコンの機能には、冷房や暖房のほかに「除湿」ができるものもあります。
梅雨時期には、除湿運転をして室内の湿度を下げているというご家庭も多いことと思います。
しかし、除湿運転後のエアコンの中には水分がたまっており、そのたまった水分が原因となりカビが発生しやすくなります。
そこで、除湿運転の後は送風運転を約30分~1時間ほど行い、エアコンの中の水分を乾燥させておきましょう。
また、冷房をかけた際にもエアコンの中に水分がたまってしまいますので、冷房運転の後にも送風運転を行うことをおすすめします。
室内の湿度にも気をつける
エアコンの中にカビが発生するのは、エアコンを運転させた時だけではありません。
エアコンを設置している室内の湿度が高ければ、家の中だけでなくエアコンの中にもカビが発生しやすくなります。
室内の湿度が高くならないように、窓を開けて換気したり、除湿機を置いて室内を除湿するなど、カビが発生しにくい環境づくりも大切です。
エアコンの掃除の手順
それでは、エアコンのカビ臭をとるために行う、エアコンの掃除の手順について説明していきます。
エアコンの掃除のための道具をそろえる
まず、エアコン掃除のために必要な道具をそろえます。
エアコンの外部から掃除していく
エアコンの掃除をする前には、必ずコンセントを抜いておいてください。
掃除中に突然エアコンが動き出すと、ケガをする恐れがあるからです。
それではまず、エアコンの中の掃除を行う前に、エアコンの外部を掃除していきます。
先に、掃除機でエアコンの上部やパネル周りの埃やゴミを吸い取っておきましょう。
その後、水またはぬるま湯で濡らして絞った雑巾で、エアコンの上部からサイド、パネルの順に拭いていきます。
エアコンの外部や中を濡らした雑巾で拭く際、雑巾は必ずよく絞ってから使うようにしてください。
雑巾が濡れている場合、エアコン内部に水分が入り、故障の原因になります。
フィルターの掃除をする
エアコンのパネルを開け、中からフィルターを取り出します。
そして、掃除機でフィルターに付着している埃を吸い取ります。
掃除機で吸い取れなかった小さな埃は歯ブラシなどでこすり、ゴミが取りにくい場合にはお風呂場でシャワーをかけて洗い流すといいでしょう。
ただし、シャワーを使ってフィルターを掃除した場合には、フィルターが完全に乾いて水分が完全に飛んでからエアコンの中にセットし直すようにしましょう。
フィルターに水分が残っていたら、せっかくエアコンを掃除してもすぐにカビが生え、カビ臭くなってしまいます。
吹き出し口とルーバーの掃除をする
ルーバーとは吹き出し口にある羽根の部分のことで、吹き出し口とルーバーも埃やゴミが付着しやすく、カビも発生している場合があります。
そこで、歯ブラシなどの先が小さなブラシを使い、吹き出し口とルーバーを掃除していきます。
もしも汚れがひどい場合には、中性洗剤を薄めたものを使いこすると汚れが取れやすいです。
ただし、吹き出し口とルーバーを洗剤を使って掃除した場合には、最後に固く絞った雑巾でよく拭き上げるようにしましょう。
掃除が終わったら送風運転でエアコン内を乾燥させる
エアコンの掃除が終わり、フィルターなどの部品もすべて元にセットし直したら、コンセントを差して送風運転を約1時間ほど行い、エアコン内部を乾燥させましょう。
これが、エアコン掃除の一連の流れとなります。
エアコン洗浄スプレーを使う際の注意点
エアコンの内部を掃除することができる洗浄スプレーが販売されていますが、これはエアコン内のフィルターを取り外したら目の前に見える「フィン」という熱交換器を掃除するものです。
このフィンに汚れがたまると、エアコンの効きが悪くなり、電気代がかさんだり、故障の原因となります。
この洗浄スプレーを使ってエアコンを掃除する際には、いくつか注意点がありますので手順をご説明しましょう。
- まずフィルターを外し、フィンにたまった埃を歯ブラシなどで取り除きます。
- 洗浄スプレーの水分がエアコンの基盤にかかるとエアコンの故障の原因になりますので、基盤部分をビニールなどでカバーしておきます。
- 洗浄スプレーの説明書の通りに洗浄液をフィンに吹きかけます。この時、洗浄スプレーの中身を吸い込まないように注意することと、窓を開け室内は換気しておきましょう。
- スプレーを噴射後10分ほど放置して、フィン部分の水分が飛んできたらフィルターなどの部品を元に戻します。
これで、洗浄スプレーでのエアコン掃除は終わりです。
洗浄スプレーでのエアコン掃除はとても簡単ですが、使い方をきちんと守り、エアコン周りがスプレーで汚れないようしっかりとカバーしておきましょう。
まとめ
エアコンの中のカビは、そのままにしていると臭いだけでなく体調にも影響を及ぼしかねません。
1ヶ月に一度でもいいので、定期的にエアコンの掃除をして、暑い夏も快適に過ごせるようにしましょう。