夏祭りの代名詞といえば「金魚すくい」もそのひとつに入るでしょう。
ただ昔からあるこのイベントもけっこう難しく、これまで1匹もゲットした経験のない方も多いのではないでしょうか。
そして、例えゲットできたとしても、飼育方法が分からないことも敷居を高くしている理由のひとつですね。
今回は、金魚すくいの3つのコツと、飼い方の4つのポイント、そしておススメの飼育アイテムまでご紹介します。
この機会に是非チャレンジしていただいて、日本の夏をもっともっと楽しんで下さいね!
金魚すくいの3つのコツを伝授!
まずは、金魚すくいのコツを3つご紹介しましょう。
どれも極端に難しいものではないので、是非身につけてみて下さい。
ポイの表側ですくう
金魚をすくうときに使う、うちわのようなアイテムの事を、通称ポイと呼びます。
ポイに紙が貼ってある面が表、反対側が裏になります。
裏ですくうと紙との接着面に圧力がかかり破れやすくなるので、ポイの表面を使いましょう。
ポイの濡らし方に気をつける
紙に水圧がかからないよう、ポイは水面に対して斜めにそっと入れます。
紙の一部だけが濡れてしまうと乾いた部分との境目から破れやすくなるので、濡らすときは思い切って全面濡らすようにしましょう。
ターゲットを絞る
泳ぎ回る金魚を追いかけて、何度もポイを水につけると、それだけで紙が破れてしまいます。
最初から壁際にいる金魚を側面から狙えば、逃げ場も少なくすくえる可能性が高くなります。
金魚をすくいあげるときは、紙に乗る水を少なくすることも大切です。
水面にいる金魚がポイの上に乗ったらポイを斜めにし、できるだけ水を切ってから斜めにしたまま持ち上げてください。
ゲットした金魚の飼い方は?
ゲットした金魚を、最後まできちんと育てている方は少ないのではないでしょうか?
お祭りで持ち帰った金魚でも、正しい飼育方法で管理すれば、直ぐに死んでしまうことはありません。
ここでは、飼育方法の4つのポイントについて解説します。
水槽に入れる際の温度変化に注意
金魚は急な温度変化に弱いです。
持ち帰った金魚は袋ごと常温の水を張ったバケツに浸け、30分ほどしたら金魚をバケツの水の中に入れましょう。
水道水を使う場合は、カルキ抜きすることを忘れないでください。
そのまま温度変化の少ない場所で3日ほど置いて、環境の変化に慣らしてから水槽に移します。
この間、餌は必要ありません。
大きめの水槽で飼育する
金魚を飼育する環境としては、
「体長1cmの金魚に対し、1Lの水を準備すること」
とされています。
数が増えればその分水量も増えていくわけですが、エアレーションやろ過装置なしで飼育するなら、体長1cmの金魚に対して3Lの水を準備したほうがいいでしょう。
すでに飼っている他の魚や、出目金など違う種類の金魚と一緒に飼育するのは、金魚のストレスになることがあるので避けるようにしましょう。
定期的に水を交換する
水質が低下すると、金魚が病気にかかりやすくなります。
1週間に1度は、水を交換してあげると良いでしょう。
交換する水は水道水でいいですが、カルキ抜きのため水を汲んでからしばらく置いておくか、カルキ抜き用の薬剤を使ってください。
このときも温度変化が少なくなるよう、飼育していた水の温度と合わせるようにしてください。
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餌のやりすぎに注意!
餌のやりすぎは水質を低下させたり、金魚を消化不良にさせる原因にもなります。
金魚は餌を与えられれば与えられただけ食べてしまうので、1日に1~2回、数分で食べ切れる量を目安にあげるようにしてください。
本来は1ヶ月くらいなら餌を食べなくても生きることができる魚なので、餌をあげることにあまり過敏にならなくてもOKです。
金魚を飼うためのおすすめの水槽
最後に、金魚の飼育に便利なアイテムを2つご紹介しましょう。
金魚飼育用ガラス水槽
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飼育に適した水量を考えれば、専用のガラス水槽がベストです。
餌やエアーポンプ、カルキ抜き薬剤などをセットにしたものが手頃な価格で売っているので、金魚の飼育に必要なものをすぐ用意することができます。
金魚の観察もしやすいので、子どもたちも喜びそうですね。
どんぶり
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金魚が1匹だけのときはどんぶりが簡単でオススメです。
深さは金魚の体高の2倍以上、面積は体長の2倍以上の直径のどんぶりを使います。
水量が少ないので1日に1回必ず水換えが必要ですが、見た目も風流で、場所を選ばず置いておくことができるのが魅力です。
まとめ
お祭りでゲットした金魚は長生きしないと思われているかもしれません。
しかしきちんと管理してあげれば、他の観賞魚と同じように長期間飼育することができます。
これを機に、ペットとしておうちの仲間に入れてあげてくださいね!