あなたはゲジゲジが家の中に入ってくるのを耐えられますか?
毛のような細い足が、無数に生えたあの虫を直視できますか?
しかしその招かざる客は、いつの間にか室内に侵入してしまいます。
今回は、ゲジゲジの侵入経路と、侵入を防ぐ方法を6つご紹介します。
ゲジゲジが得意でない方は、この記事を読んで先手先手で対処していって下さいね!
ゲジゲジが発生する時期はいつからいつまで?
ゲジゲジの正式名称はゲジ。
灰色にすこし黄色がかった色をした、ムカデの仲間です。
3月から12月にかけて活動しますが、見かけない間は落ち葉の下や物陰で越冬をしています。
5月から9月の間に産卵するため、ジメジメした梅雨の時期には活発に動き回るので、見かけることも増えてくるでしょう。
姿のよく似たムカデと同様、湿気を好むのもこの時期に活発になる理由の一つ。
夏にかけて餌となる昆虫の数も増えますので、ゲジゲジもそれらを捕食するためにあちこちに出現します。
屋内への侵入が多いのもこの時期です。
また、真冬になる前に越冬のため室内に侵入してくることもあります。
ゲジゲジはどこから家の中に入ってくる?
足の長さのせいで大きく見えがちなゲジゲジですが、以外にも小さな隙間から屋内に侵入してしまいます。
最も多いのが玄関ドアの隙間。
体長3㎝のゲジゲジでも3mm程度の隙間があれば侵入可能といわれていますので、ごくわずかな隙間にも注意が必要です。
他にもエアコンのダクトや、換気扇からの侵入が考えられます。
侵入後は隠れる場所の多い物置や、餌となる害虫の多いキッチン、ジメジメとした水回りなどに出現します。
一方、繁殖には土が必要不可欠なため、室内での発生はほぼ不可能と言えるでしょう。
ゲジゲジの侵入を防ぐ5つの対策
それでは最後に、ゲジゲジの侵入を防ぐ対策を5つ紹介いたしましょう。
侵入経路となる隙間を塞ぐ
まずは侵入経路を見付けることが重要です。
外壁や玄関ドアの隙間はコーキング剤で塞げます。
換気扇にはフィルターを設置し、フィルターのない古いタイプの換気扇は交換を検討しましょう。
ゲジゲジは屋内では繁殖しないため、侵入できないようにしてしまえば、室内のゲジゲジが増える心配はありません。
あとはすでに侵入してしまったゲジゲジを殺すなり追い出すなりするだけです。
餌となる他の害虫を発生させない
ゲジゲジは、餌であるゴキブリやカマドウマなどを追って、室内に侵入してきます。
普段は木の葉の影などで獲物を狙い、食料となる虫がいない場合には好き好んで室内に入ってくる虫ではありません。
逆に言えば、
「ゲジゲジが出る=ゴキブリやカマドウマなどの害虫がいる」
可能性が高いということ。
室内を清潔にし、他の害虫を発生させないようにすることでゲジゲジの侵入を防げます。
整理整頓し、ゲジゲジの隠れる場所を作らない
本来おとなしい性格のゲジゲジは、物陰に隠れて生活しています。
そのため、隠れる場所のない開けた空間は苦手。
床にごちゃごちゃと物を置かず、整理整頓を心がけましょう。
整理整頓を行うことで自然と室内が清潔になりますので、他の害虫の発生を防ぐことにも繋がります。
室内を乾燥させておく
ムカデの仲間であるゲジゲジは、ムカデと同様にジメジメした場所が大好き。
餌となる害虫も湿った場所を好むため、室内の湿度が高いと、ゲジゲジにとって過ごしやすい環境になってしまいます。
ゲジゲジは特定の巣を持つことはありません。
しかし過ごしやすいと思えば室内にとどまりますから、室内を気に入られては大変です。
室内はできるだけ乾燥気味に保ち、風呂場や水回りの湿気にも気を付けましょう。
庭の掃除
家からゲジゲジを遠ざけるのも効果的です。
特に庭に草が伸び、落ち葉が多い場合、そこにゲジゲジが潜んでいるかもしれません。
廃材や使っていない植木鉢などで雑然としている場合も、ゲジゲジの格好の隠れ場所になります。
それらを片付ければ、開けた場所の苦手なゲジゲジが家の周辺を徘徊するのを防げます。
家の周りにゲジゲジが出なければ、室内への侵入もかなり抑えられるでしょう。
殺虫剤を撒く
屋外に撒いて、ムカデなどの侵入を阻止する殺虫剤もゲジゲジに効果的。
雨にも強く、撒いておくだけで他の害虫の侵入も強力に防げます。
しかし効果が強いだけに注意すべき点も。
ペットや小さなお子様など、撒いてある殺虫剤に触れてしまう可能性のある子がいる家庭では、使用を控えた方が良いでしょう。
まとめ
不気味な姿や、素早すぎる動きで不快害虫と言われるゲジゲジ。
その恐ろしい姿を室内で見かけることがないよう、侵入対策は万全にしておきたいですね。