蒸し暑い季節は、食欲が低下して何となくダルい日々が続きがち。
そんな時には「酢しょうが」を作って、夏の疲れを吹き飛ばしてみてはいかがでしょうか。
今回は、酢生姜の作り方や食べ方、そして効果や保存方法まで徹底仮設いたしました。
特に女性におススメのメリットが満載ですよ!
酢生姜の効果・効能
それでは最初に、酢生姜の持つ5つの効果についてご紹介していきましょう。
冷え性改善
生姜に含まれるジンゲロールは、加熱するとショウガオールに変わり、体を芯まで温める効能を持ちます。
また、酢には血液をさらさらに保つ働きがあり、指先などの冷えやすい血管の末端まで、温かい血液が廻りやすくなります。
酢にショウガオールが溶け込むことで、有効成分の消化吸収がよくなるため、単体で摂るより効果的です。
ダイエット効果
生姜と酢の血行促進効果で、体内の余分な水分が排出されむくみが改善されます。
そして、血流の改善によって自立神経が整い、ストレスを軽減させる効果も併せ持ちます。
ダイエットにはストレスが付き物ですから、うれしい効果ですね。
また、血流改善によって新陳代謝も活発になるので、脂肪の燃焼を助けます。
とはいえ、ただ横になっていても痩せられるというわけではありませんから、適度な運動と健康的な食生活を心がけましょう。
生活習慣病予防
酢には血管を拡張させる効果もあり、国民病ともいえる高血圧の改善が望めます。
また生姜に含まれるジンゲロールが、体のサビの原因となる活性酸素を排除してがんの予防も期待できます。
そして、血管の老化に繋がる中性脂肪を抑える効果もあるのです。
生活習慣病の予防のためには、薄味の食事を心がけ、適度な運動や睡眠といった健康的な生活に、酢生姜をプラスしましょう。
美肌効果
お酢には美肌に効果的な、
- アミノ酸
- シスチン
- クエン酸
これらが豊富に含まれています。
加えて生姜の新陳代謝を助ける効果が、お肌の理想的なターンオーバーの助けになってくれるでしょう。
活性酸素を除去する効果のあるクエン酸は、お肌の天敵でもある疲労を回復する効果もあります。
便秘改善
酢と生姜の相乗効果により、血行が改善されて腸の働きが活発になります。
そして、生姜の辛味成分が腸を刺激し、排便を促すともいわれています。
酢の殺菌効果は悪玉菌を減らす働きもあり、腸内環境を整えてくれます。
酢と生姜の相性は抜群で、過去にお酢や生姜の片方だけでは便秘改善が見られなかったかたにもおすすめです。
酢生姜の作り方
お次に、酢生姜の作り方です。
特に女性にはうれしい効果の多い酢生姜ですが、実は作り方も意外と簡単。
レシピを知れば、きっと作ってみたくなるはず!
※清潔な食品保存パックでも代用可能です
生姜:100g
はちみつ:20g
まず生姜をきれいに洗います。
泥をきれいに落とし、傷んだ部分があれば取り除きましょう。
次に、生姜を好みの形状に切ります。
スライス、千切り、みじん切り、どのように切ってもかまいません。
気になるようであれば、スプーンでこそげるように薄く皮を剥きます。
気にならない場合は、ぜひ皮ごと使いましょう。
生姜の皮には有用な成分が多く含まれています。
できれば国産有機栽培の生姜を使うと、皮ごと使っても安心です
あとは保存容器に、切った生姜、酢、はちみつを入れて一晩寝かせるだけ。
翌日から召し上がれます。
酢生姜の食べ方
そして今度は、酢生姜の食べ方のご紹介です。
意外と幅広い酢生姜のおすすめレシピは以下の4通りです。
麺料理
薬味として色々な麺料理に使えます。
おすすめはぶっかけうどん。
酢の効果でさっぱり食べられます。
肉料理
豚肉の生姜焼きや、牛肉の時雨煮など、生姜を使った料理に。
酢の酸味は加熱によって消えるので気になりません。
鶏肉の甘辛煮や、酢を使ったすっぱ煮にしても美味!
魚料理
生姜と酢の効果で魚の臭みを取ることができます。
特に青魚との相性は抜群。
サバやイワシの生姜煮もふっくらと仕上がります。
ドリンクとして
酢生姜を炭酸水で割ると、夏にぴったりなジンジャーエール風になります。
酢の酸味を強く感じる場合はお好みではちみつを足すと飲みやすくなります。
お湯で割れば生姜湯風に。
生姜のジンゲロールが熱によってショウガオールに変わるため、アイスで飲むより有効成分を摂りやすくなります。
おすすめなのがスムージーに入れる飲み方。
ショウガの風味が意外と果物にマッチします。
梨やパイナップル、ミカンやグレープフルーツなどの柑橘類との相性もばっちり。
体を冷やす効果のある果物も、酢生姜と一緒に摂れば体の冷えすぎを防げます。
酢生姜の保存方法
最後に、酢生姜の保存方法のご紹介です。
美味しく健康にもうれしい酢生姜ですが、あまり日持ちはしませんので注意しましょう。
特に、生姜の切り方によって保存可能期間が違う点には気を付けなければなりません。
・千切り、みじん切り:1週間程度
スライスと細かく切った場合では、実に1週間以上も保存期間に差があります。
これは切った生姜から水分が出て、傷みやすくなるため。
期間内に食べきれない場合は、清潔な製氷機で1回分ずつ小分けにして冷凍保存するといいでしょう。
また、保存期間内でも雑菌には注意が必要です。
保存は必ず滅菌した容器で行い、酢生姜を取り出す際にも、清潔で乾いた道具を使いましょう。
まとめ
酢生姜は女性にうれしい効果がたくさんあります。
しかも簡単に作れて、色々な料理に使えるので続けやすそうなのがうれしいですね。
ぜひ酢生姜を作って、新しいレシピにも挑戦してみてください。