風邪を引いたなあというときに、なんだか目の奥が痛い・・・という経験がある方はいませんか?
これは無関係のように見えて、実はとても深く関係していることがあります。
風邪を引いている上で、目が痛いだなんて泣きっ面にハチもいい所ですよね。
早く治したい!そんな人はしっかりここで勉強をしていって、すぐに痛みをとってしまいましょう!
風邪で目が痛くなる原因とは?
風邪をこじらせてしまった時に起こる、副鼻腔炎という病気をご存知でしょうか。
副鼻腔という、鼻と目の間辺りにある空洞に細菌が入り込み、そこが炎症を起こしてしまうことを言います。
よく、風邪が長引くと鼻水がサラサラした透明のものから、どろっとした緑色のものに変化していきますよね。
この緑色の鼻水こそ、副鼻腔炎になった証拠なのです。
副鼻腔炎は副鼻腔に炎症が起きた膿がたまってしまうことで、そこに痛みが生じるのです。
鼻と目の間なので、「目の奥」と感じる人が多いのですね。
この副鼻腔炎になったら、自力ではもう治りません。
しっかり抗生物質を服用して、菌を殺してしまわないと、副鼻腔炎が慢性化する恐れも。
風邪を引いたら、早め早めの対策が必要ですね。
目が痛くなってしまったら、こんな合併症に注意!
中耳炎
菌が耳に入り込んでしまうと起こる中耳炎です。
目と耳と鼻は繋がっているので、菌が自由自在に移動してしまった場合、耳に達する事もあるのです。
特に中耳炎は、乳児でもなりやすく、一度起こすと再発しやすいので注意が必要です。
この中耳炎って、とにかく痛いんですよね。耳が痛いって、結構苦痛です。
風邪もひいてる、目の奥も痛い、耳も痛いでは、踏んだり蹴ったりです。
とにかく菌を他の部位に広げないように注意して下さい。
眼の感染症
先ほども目と耳と鼻は繋がっていると説明しましたが、次は菌が目の方に移動したケースです。
目に炎症が起こると、とにかく目やにが大量に出ます。朝は目が開かなくなるほどです。
目の奥も、目そのものも痛くなります。辛いです。
こうなると眼科に行って目薬をもらわないといけません。
そのまま放っておくと結膜炎になってしまいます。
コンタクトの人はメガネの生活を余儀なくされますし、子供の場合は、プールなどの授業はお休みしなくてはいけません。
脳膿症や髄膜炎
これはほとんどありませんが、最近が脳の方にいってしまったケース。
ただの風邪から脳にダメージがあることがあるなんで、信じられませんよね。
でもないわけではないみたいです。
特に高熱が続いたり、激しいけいれんが起こったりするときには、脳への影響を考えた方がよさそうです。
風邪をひいた時の目の痛みを和らげる対処法
副鼻腔炎になる前に治療を
目を痛みは、最初の風邪の段階では起こりません。風邪の症状が進行していって、副鼻腔炎になった時に初めて起こります。
したがって、まずは副鼻腔炎になるのを防ぐこと。そのためには、始めの段階でしっかり風邪を治してしまうことです。
仕事をしている人などは、風邪くらいで会社は休めない!という人も多いですが、それで重症化していては本末転倒です。
一日くらいしっかり休める環境を作って、早めに治してしまいましょう!
蒸しタオルで一時的に痛みを和らげる
目の奥、副鼻腔の部分が痛い場合は、少し温めてあげると血行が促進して痛みが和らぐことがあります。
その時にオススメなのは蒸しタオル。温かい蒸気を鼻から吸って、鼻の通りを良くしながら、血行促進して痛みを和らげてくれます。とても気持ちいいですよ。
逆に冷やすことが痛みを増強させるので注意が必要です。頭が痛いと冷やしたりしますが、目の奥に関しては反対の作用が起こりますので、注意が必要です。
まとめ
風邪を引いたときは、とにかく早めに対処することが大切だという事がよくわかりましたね。
今は、市販でもかなりしっかり風邪症状を緩和してくれる薬が売っています。
それを服用してしっかり休むのも良し、医師に早めに診察に行って薬をもらうもよし、早めの対策でこの冬の風邪をみんなで乗り切りましょう!