歯磨きの正しい時間どれくらい?回数やタイミングも解説!

意外と皆さん知らないのが、歯磨きについての正しい知識です。

気づけばもう数十年も、自己流の方法で特に気にせず歯磨きしているという方が大多数だと思います。

この先も長い人生の中で自分の歯と付き合っていくのですから、歯を大切にするための正しい歯磨きはとっても大切です。

今回は、正しい歯磨きについて詳しく解説していきます。

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歯磨きにかける時間はどれくらいが正解?

1回の歯磨きに、皆さんはどのくらいの時間を費やしていますか?

朝起きて、毎食後、そして就寝前と、多い人なら一日5回ぐらいは歯磨きしているかもしれませんね。

1回の歯磨きに時間をかけすぎると、朝の準備に間に合わなくなってしまうこともありますし、大体3分未満で終わらせるという人がほとんどかもしれません。

歯のプロである歯医者さんが推奨するのは、最低でも3分以上、できれば5分以上かけてじっくり歯磨きするという方法です。

歯医者さんの中には、15分以上は磨かなければいけないという人もいるようですね。

しかし時間をかけて磨いても、方法が間違っていれば歯の汚れは完全に落ちませんし、力を入れすぎることで歯や歯茎を傷つけてしまうこともあります。

一日数回磨く方であれば、そのうちの1回はゆっくり時間をかけて行うという方法がおすすめです。

また、歯磨きの時間がどうしても短くなりすぎるという方は、歯磨きを座って行ってみてください。

ほとんどの人が立ったまま行う歯磨きですが、いったん座って落ち着いた状態となるだけで、歯磨きの時間が自然と長くなりますよ。

食後すぐに磨いたほうがいい?

虫歯になってしまう原因は、虫歯菌が糖を分解する際に作り出す酸が、歯のミネラルを溶かしてしまうことにあります。

この酸は、唾液の持つ力によって食後30分ほどすると口内で中和されることが解っています。

時々、歯磨きをしないけれども虫歯にならないという方がいますが、そういう方は唾液の中和力が優れているようです。

しかし、反対に虫歯になりやすいという方は唾液の分泌量が少なかったり、中和力が弱いといった特徴があるようです。

この場合、唾液が酸を中和するのを待っているのでは、その間にどんどん歯のミネラル分が溶かされ虫歯の原因となってしまいます。

よく虫歯が出来てしまうというのであれば、毎食後すぐに歯磨きをして、虫歯菌のえさとなる糖分や歯垢を除去する必要があります。

一方で、唾液がキチンと酸を中和できるタイプの人は、食後から30分以上経過し酸が中和された後に磨くのが良いとされています。

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1日3回の歯磨きが理想?

最後に理想の歯磨きの回数ですが、食後の3回と就寝前の1回、合わせて4回がおすすめです。

食後は前項で紹介した通り糖分と酸の関係によって必要ですが、就寝前の歯磨きが特に重要となるのは睡眠中の唾液量が減ってしまうことにあります。

睡眠中は誰しもが唾液の分泌量が減り、そのため口内は虫歯の元となる細菌の温床となります。

朝起きてすぐが、口内細菌数のピークです。

なるべく就寝中に口内の細菌を増殖させないためには、就寝前の歯磨きがとても大切になります。

日中の歯磨きにはデンタルリンスやデンタルフロスを使用しないという方でも、就寝前の歯磨きには必ず両方を普通の歯磨きと併用して行いましょう。

特にデンタルフロスは、歯ブラシでは取り切れない歯間に入り込んだ歯垢や詰まってしまった食べ物を取ることで、虫歯だけではなく歯周病の予防にも効果が期待できます。

また、歯磨き時には歯垢が残りやすい歯と歯茎のきわ、歯と歯の間、奥歯の凸凹を特に意識して磨くようにしてください。

まとめ

小さな子供からお年寄りまで、歯は生きていく上でとても大切なものです。

虫歯の痛みはどんな痛みよりもつらく我慢が出来ないと言われておりますし、痛みが出てから歯科医院に行っても、手遅れで神経を抜かなければいけないなんて言うこともあります。

年をとっても健康な歯でいたいのなら、毎日の歯磨きは丁寧に、時間をかけて行ってくださいね。

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