二の腕の外側と内側それぞれの痛みの原因と治療法!

激しい運動などしていないのに二の腕が痛くなったことはありませんか?

しかも外側だけが痛かったり、内側だけが痛かったりする場合があると思います。

そんな二の腕の痛みの原因はなんでしょう。

実は病気によって二の腕に痛みが出ていることがあります。

ここでは、二の腕の外側と内側で痛みが出る原因などについてご紹介していきたいと思います。

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二の腕の内側が痛い場合

二の腕の内側が痛い場合、筋肉痛以外に病気の原因で痛みが出ている可能性があります。

では、どんな病気になると二の腕の内側が痛くなるのか見ていきましょう。

変性性頚椎症(へんけいせいけいついしょう)が原因

首の骨には頸椎がありその頸椎の間には椎間板があります。

その椎間板が年齢などによって薄くなると頚椎が変性していきます。

 

変性した頚椎は、神経が圧迫されいろいろな場所に痛みやしびれなどの症状を出してしまいます。

つまり、肩こりや首の筋肉の腫れが起こり、症状が進んでいくと手のしびれや二の腕の内側の痛みなどを引き起こしてしまいます。

変性性頚椎症の対処法

整形外科などで、まずは診断を受けて下さい。

その際に、ビタミン剤などの内服薬や湿布を処方されるでしょう。

 

状態によってはリハビリも必要になるかもしれません。

そしてカラーという首を安定させる器具を使い、負担を軽減させる場合もあります。

帯状疱疹(たいじょうほうしん)が原因

帯状疱疹は、水痘(みずぼうそう)ウイルスが体の中に入ってしまい、免疫力が低くなったときに活動することで帯状の発疹や痛みなどの症状を引き起こします。

初期症状として痛みが出ることが多いため、体中のいろいろな場所で症状を引き起こします。

その1つが二の腕の内側です。

 

帯状疱疹になると左右同時になることは少なく、片方だけ症状が出ることがほとんどです。

ですので、片方の二の腕の内側が痛いと言う時は帯状疱疹になっている可能性があります。

帯状疱疹の対処法

帯状疱疹は、早く治療を行うほどに軽症で済む場合が多いです。

特に高齢者の方は、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる痛みが残ってしまうこともありますので、注意が必要です。

 

病院での診断が前提となりますが、自宅で痛みの症状を和らげるには患部を温めると良いでしょう。

カイロや湯たんぽを使って患部を温めても良いですし、入浴で全身を温めても効果的です。

ただし、乾燥肌や敏感肌の方は痒みが出てしまうこともありますので、医師と相談の上で試してみて下さい。

二の腕の外側が痛い場合

今度は、二の腕の外側が痛いときはどうでしょう。

内側同様に病気の可能性があるのでしょうか。

ここでは、二の腕の外側が痛いときの原因について見てみましょう。

肩関節周囲炎が原因

肩関節周囲炎とは、俗に言う四十肩や五十肩などの関節炎の症状を言います。

年齢による筋肉の衰えにより肩を動かしたとき痛みの症状が出ます。その際肩だけでなく二の腕の外側にも痛みが出ます。

 

今までは筋肉が衰えてくる40代の人がなることが多かったのですが、今は姿勢の悪さなどで若いひとでもこの症状が出てくることがあります。

肩関節周囲炎の対処法

基本は安静にすることを心掛けて下さい。

自宅での対処であれば、痛い部分を温めてあげると効果があるでしょう。

最近ではカイロを入れることができるサポーターもあるようですので、こういう器具を積極的に使用してみるのもお勧めです。

 

それでも痛みが強い場合は、整形外科等での診療が必要になります。

湿布や内服薬、そして坐薬などの消炎鎮痛薬を処方してもらいましょう。

更には、患部に薬を直接注射することもあるようです。

頸椎椎間板ヘルニアが原因

頸椎椎間板ヘルニアは、首の骨が変形することで神経を刺激して痛みの症状が出ます。

その際神経が圧迫されると首だけでなく、二の腕の外側にも痛みが出ます。

 

通常は効き手の反対側の腕に痛みが生じ、中指あたりまで痛みなどを感じます。

つまり利き手と反対側の二の腕の外側に痛みが出る場合は頸椎椎間板ヘルニアの可能性が高いということです。

頸椎椎間板ヘルニアの対処法

これも変性性頚椎症と同様に、病院で内服薬や湿布を処方してもらうのが一般的です。

カラーで首を固定したり、患部を温めたりすることも効果が期待できます。

棘上筋(きょくじょうきん)腱炎が原因

棘上筋とは、インナーマッスルと言われる筋肉の事で、腕を上げるために必要な筋肉です。

その棘上筋が無理な体勢等をすることによって、肩や二の腕の外側に痛みが出たり、腕を上げるのに支障が出たりします。

棘上筋腱炎の対処法

痛みがあるうちは炎症を起こしている可能性があるので冷やして炎症を抑えます。

ですが、痛みが取れても安静にしていると肩の関節が固まってしまうことがあるので、痛みが取れたら動かすようにしていき、肩関節が固まらないようにしていきましょう。

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その他で考えられる原因

二の腕の外側や内側で痛みが出る原因はこれまでの通りです。

では、上記にあげた様な原因以外にも二の腕が痛くなる原因を見ていきましょう。

 

二の腕が痛くなるのには、重大な病気になっていることが原因の場合があります。それは、狭心症や心筋梗塞、肺がんなどです。

狭心症は、心臓に栄養を送る冠動脈の血流障害によって胸の痛み以外にも首や二の腕が痛くなります。

この場合、早めに病院に行く必要があるので、すぐに病院に行くようにしましょう。

また、肺がんは初期症状が分かりにくく、咳以外にも肩や二の腕の痛みなどが症状として現れます。

ですが、なかなか肺がんと分かりにくいため、分かったころには進行していることが多いです。

これらの原因以外にも二の腕が痛む原因はあるので、気になる症状があった場合は病院に行くようにしましょう。

まとめ

二の腕が痛いだけでは、これまで挙げた病気が原因とはなかなか分かりづらいと思います。

ですので、自分の体の変化をすこしでも見過ごさなようにしていきましょう。

二の腕が痛くて他にも症状が出ている場合は、早めにお医者さんに診てもらうようにしましょう。

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