朝起きると喉が痛くなっていた!
誰もが経験するこの症状ですが、喉が痛いからと言ってすべて風邪で済ませてしまうのは時期尚早です。
今回は、朝に喉が痛いときに考えられる主な3つの原因と5つの対策、さらにのどの痛みといびきの関係性について解説していきます。
朝に喉が痛い原因
まずは朝に喉が痛くなってしまう主な3つの原因についてみていきましょう。
前日に食べたものの影響
前日に刺激や脂肪分の多いもの、過剰なアルコール摂取などによって朝起きた時に喉の痛みを感じることがあります。
この場合、翌日まで痛みが続くことはあまりありませんが、何日も痛みが続くようであれば逆流性食道炎の可能性もあるので注意してください。
疲労の蓄積
疲れがたまっていると体の免疫力が落ちてしまい、普段では感染しないような弱い菌でも体に影響を及ぼしてしまうことがあります。
最近疲れがたまっているな、というときは風邪をひきやすい状態ですのでウイルスの感染に注意しましょう。
空気の乾燥
まったく喉を傷める要素が見当たらず、風邪もひいていないという場合には空気の乾燥で喉に痛みが出てしまったのかもしれません。
冬に夜中暖房を入れている、夏はクーラーをつけっぱなしで寝ているという方はこの可能性が高いでしょう。
朝に喉が痛いときの対策
ここからは、朝に喉が痛くなってしまったときにできる簡単な対策についてご紹介していきます。
まずはうがいをする
朝起きてすぐの喉の痛みには、まずうがいで対応しましょう。
うがいをすることで喉を潤すことができますし、喉のウイルスを除去することもできます。
この際、うがいには塩水やお茶を使うとより効果的です。
喉を温める
朝の喉の痛み対策、特に冬期間には喉を温めるのが効果的です。
ネックウオーマーやハイネックの洋服で喉を外側から保護・保温しましょう。
喉についた菌の繁殖を防ぎ、喉の痛みをやわらげてくれます。
はちみつを摂る
喉にいい食べ物の代表として、はちみつがあげられます。
はちみつには殺菌効果とのどの粘膜を保護する効果がありますので、朝喉が痛いときにははちみつをお湯で割って飲んでみてください。
体も温まりますし、風邪の引き初めにも効果的です。
葛根湯ドリンクを飲む
仕事に行く前に、コンビニなどで売られている葛根湯ドリンクを飲むのもおすすめです。
喉以外にも風邪のような症状がある場合にも効果がありますし、漢方の力で体全体を温めてくれます。
生姜入りの葛根湯だと尚いいでしょう。
ゆっくりお風呂に入る
乾燥からくる喉の痛みの場合には、部屋の湿度を上げることで喉の痛みの悪化を防ぐことができます。
喉と鼻の粘膜を加湿器よりも早く潤したいのなら、お風呂に入って蒸気を浴びるも効果的です。
ただし熱や悪寒を伴う喉の痛みの場合には、お風呂に入ると症状が悪化してしまうことがありますので注意してください。
朝起きると喉が痛いのはいびきのせい?
朝起きると喉が痛い人の中には、夜中のいびきが原因である人も多いようです。
いびきをかくということは必然的に口呼吸になっており、睡眠時の口呼吸は喉の乾燥につながります。
いびきのせいで喉の粘膜が乾燥し痛みを生じている方は、いびきをかかないようにするだけで喉の痛みを防ぐことができます。
いびきを緩和する対策
とはいえ、いびきというのは無意識下で行っていることですから、意識して止めるのはとても難しいですよね。
最後に、睡眠時でも行えるいびき対策をご紹介しますので参考にしてみてください。
口をテープで止める
いびきをかかないようにする方法として、強制的に常に鼻呼吸にするために口にテープを貼ってしまうというものがあります。
いびき用の専用テープも実際に販売されているので、ドラッグストアなどで手軽に購入し試すことができますよ。
枕を替える
いびきをかく人の中には、枕が高すぎて気道が狭まっていることが原因という方もいます。
この場合、枕をなくせばいびきは止まりますが、枕がないとどうしても眠れないという方はいびき対策用の枕を使用してください。
自然と気道が広がる設計になっていますので、無理なくいびきを止めることができますよ。
まとめ
朝起きて喉が痛いのはよくあることですよね。
しかし、いくら対策をしても毎朝喉が痛いという方は、睡眠時無呼吸症候群によるいびきや慢性的な鼻づまりによる睡眠時の口呼吸などが隠れてる場合もあります。
ですので、念のために病院で一度検査を受けることをお勧めいたします。