子供から大人まで、いつ誰がなってもおかしくないのが円形脱毛症です。
多くは強いストレスが原因であると思われていますが、円形脱毛症となる人の年齢や性別でその原因は異なるようです。
今回は、円形脱毛症の原因はシャンプーにある!?女性や子供でもなりうるその原因とは?をテーマにお送りします。
円形脱毛症の原因となる要素
円形脱毛症はストレスだけが原因と思いがちですが、現在ではストレス以外にもいくつか原因と考えられているものがあります。
それぞれについて詳しくみていきましょう。
自己免疫疾患説
近年、円形脱毛症の原因として最も有力視されているのが自己免疫疾患です。
自己免疫疾患とは、通常であれば攻撃対象とはならない自己の細胞に免疫が過剰反応することでダメージを与えてしまうという疾患です。
円形脱毛症では、毛根部分にあるたんぱく質に免疫が攻撃を行うことで脱毛症となってしまうと考えられています。
アレルギー説
円形脱毛症の方の多くが、アトピーなどのアレルギー疾患を持つことが解っています。
アレルギーと円形脱毛症には深い関連があるといわれており、一般的にアレルギー疾患を持っている方は円形脱毛症を発症すると完治しにくいようです。
ストレス説
円形脱毛症はストレスが原因、というよりも、円形脱毛症の引き金となる一つの要因として考えられています。
アレルギー疾患がなく突然円形脱毛症となる方はストレスをきっかけとして発症していることが考えられ、ストレスがなくなることで円形脱毛症も自然と治癒していきます。
円形脱毛症に女性がなる原因とは?
上記三つの原因は性別年代を問わずに考えられる原因ですが、女性だけにスポットを当ててみると円形脱毛症も女性特有の原因が見えてきました。
無理なダイエット
若い女性に特に多いのが、無理なダイエットによる栄養失調からくる円形脱毛症です。
栄養が頭髪までいきわたらず、またダイエットによるストレスが要因となり円形脱毛症を引き起こします。
シャンプーによるもの
頭皮に合わないシャンプーや、シャンプーの使い過ぎによるすすぎ残し、シャンプー自体の刺激が頭皮に影響を与えるなど、シャンプーは頭皮・頭髪にとって一概にいいものであるとは言い切れないようです。
シャンプーなどの化粧品は化学物質がアレルゲンとなり、アレルギー性の円形脱毛症の要因となってしまうこともあるようです。
ホルモンバランスの影響
女性は女性ホルモンが多いため脱毛には無縁と思われがちですが、更年期などをきっかけとして女性ホルモンが減少することで、急に脱毛してしまい悩んでいる人も少なくありません。
特に近年、食生活や生活習慣の変化が影響しているのか、加齢とホルモンバランスの崩れで脱毛に悩む女性が増えている傾向にあるようです。
円形脱毛症に子供がなる原因とは?
最期に、子供が円形脱毛症になってしまう原因についてご紹介します。
アトピー性皮膚炎
円形脱毛症となっているのがアレルギー疾患を持つ子供なら、アトピー性皮膚炎による円形脱毛症が疑われます。
特に子供は大人よりも新陳代謝が激しいですから、アトピーを持つ子供の頭皮の状態は常にチェックしてあげてください。
白癬菌(はくせんきん)
頭皮の一部に大きく脱毛が見られる場合、白癬菌が原因となった脱毛症である可能性があります。
白癬菌はペットの犬や猫からもうつる可能性があるカビの一種で、頭皮に強いかゆみとはれ、白い斑点ができるのが特徴です。
白癬菌が疑われる場合には、早急に皮膚科を受診してください。
強いストレス
一時的に強いストレスを感じることで、子供でも円形脱毛症になってしまうことがあります。
ストレスに心当たりがある場合には、児童でも診てもらえる精神科にてカウンセリングなどを受けてみてください。
まとめ
年齢性別で異なる円形脱毛症の原因について、いかがでしたでしょうか?
現代では脱毛は男性だけの悩みではなくなっています。
脱毛が気になる方は、すぐに皮膚科にて治療を受けるようにしましょう。