つらい症状に悩まされることが多い水虫。
水ぶくれ・かゆみといった分かりやすい症状が多い事で有名ですが、自覚症状がまったく出ないケースもあるのです。
水虫は自覚症状がないからといって放置しているとどんどんと症状が悪化するだけでなく家族や職場・学校など人への感染源になってしまいます。
もっとも怖いのがこの感染力…。
水虫の人が素足で歩いたマットの上を、水虫を持っていない他の人が素足で歩くだけで水虫がうつってしまうことも…。恐ろしいですよね?
ぜひ一度、自分の足をチェックしてみてはいかがでしょうか?
水虫の初期症状
まずは水虫の初期症状について、いくつかご紹介しましょう。
足指の間の皮がむける
水虫の中でもっともポピュラーなのがこのタイプのようです。
足指の間にある皮が白くふやけた後剥けて、かゆみがでます。
それがもっとひどくなってくると、ただれてきます。
さらに悪化すると、激しい痛みを伴うようです。
小さな水ぶくれができる
土ふまずや足の側面に小さな水ぶくれができた後に、強いかゆみを感じます。
水ぶくれが破れると、皮がむけます。
靴下や靴と擦れると痛みを伴います。
足の裏の皮膚が厚くなる
足の裏、かかとの皮膚が厚くなる水虫。
場合によって、皮膚がむけてそこからひび割れする場合があります。
実はこれ、要注意でかゆみを伴わないため
「皮膚が厚くなっただけでは?」
「年取ったらみんな厚くなるんじゃ?」
と誤解し、水虫を発症した事に気付かないこともあります。
症状が進むと皮膚がポロポロとはがれ落ちてきますが、そのはがれ落ちた皮膚の中には水虫の原因となる白癬菌がたくさん潜んでいるんです。
考えるとゾっとしますよね…。
爪が変色してしまう爪白癬
爪に出来る水虫のタイプ。
爪の中に白癬菌が入り込んだ場合、爪が黄白色に変色していきます。
かゆみはありませんが、爪白癬は飲み薬でしか治癒しないため完治するまでが大変です。
この爪白癬は爪切りを介しての感染が報告されているようです。
水虫はうつる?家族への感染が心配
水虫は家族の問題ともいえます。
部屋のフローリング、マット、絨毯、お風呂場など至るところで感染するケースがあります。
まずは、水虫にかかった人がしっかり治療することが重要です。
自己判断で治療をやめたりしてはいけません。
症状がなくなっても医師の指示があるまで治療は続けましょう。
お子さんやご家族の為に心掛けたい事として、マット・スリッパは清潔なものを使う事をお勧めします。
その他にも
- 家族で共用しない
- 足を洗ったら乾燥させる
- 通気性のよいものを使う
などを心がけて下さい。
また、こまめに床の掃除を行うようにすることも大切です。
水虫を完治させるためのポイント
水虫になったら正直、受け入れがたい事実だと思います。
「なぜ私が?」
と感じてしまいがちですが、残念ながら水虫は自然治癒する事はありません。
虫の治療でもっとも簡単な方法は、市販されている水虫薬を試してみることです。
この市販薬とは
- クリームタイプ
- パウダータイプ
- スプレータイプ
- ジェルタイプ
- 飲み薬
と様々です。
以下の内容を参考にして下さい。
「小さな水ぶくれができる」タイプの方…スプレータイプまたはジェルタイプが有効。
「足の裏の皮膚が厚くなる」タイプの方…クリームタイプが有効。
「爪が変色してしまう」タイプの方は、飲み薬タイプを選んで下さい。
まとめ
いかがでしたか?
意外と知らないタイプ別の水虫の種類が存在するのです。
そして水虫ほど、日頃からのこまめな予防が大事な病気はありません。
また、感染したご自分以上に思春期のお子さんがいる場合は移してしまうのは大変、かわいそうです。
日頃から予防を心がけ、また家族も同様の知識を身に着けて予防法を学んでおく事が大事です。
今夜のお風呂に入るときはぜひ、ご自分の足をよくチェックしてみて下さい。
水虫がなくても「毎日お疲れ様」と優しく足指の一本一本を洗ってあげて下さいね!