足の裏が妙にしびれる、正座をしていたわけでもないのになぜだろう?と感じたこと、ある程度の年齢を迎えている人なら一度は経験しているのではないでしょうか。
大抵は痛みもなくしびれもすぐに治まりますが、しびれの原因が病気にあるとちょっと変わったしびれが出るようです。
今回は、足の裏がしびれた時に考えられる主な4つの原因と、痛みを伴うしびれの原因についてご紹介します。
足裏がしびれる原因
まずは、足に痛みなどがないのに単純に足の裏がしびれる原因についてみてみましょう。
酷い冷え性
冷え性の症状を放置していると、足の裏にしびれを感じるようになります。
足の冷えは血行不良のあらわれですから、血行を改善せずにいることで足元への血流が滞り、しびれが起こります。
血行不良でも、正座したときと同じく血液が流れなくなることでしびれが起こるのです。
ストレス
ストレスは様々な症状の元となりますが、強いストレスによって自律神経が乱れると、体の血流にも異変が起こります。
「ストレスを感じると万人が足のしびれを感じる」ということはありませんが、人によってはストレスが引き金となって足のしびれを感じることもあります。
栄養不足
無理なダイエットや不摂生により、栄養が体の隅々まで行き渡らないことで足のびれの原因となることもあるようです。
極端に食事を減らすダイエットをしていて足のしびれを感じたら、しっかり栄養のあるものを食べて運動をし、栄養と血液を体に行き渡らせるようにしましょう。
病気によるもの
足の裏にしびれを感じる病気は多くあります。
糖尿病がその代表ともいえますが、脳梗塞や椎間板ヘルニア、坐骨神経痛などが考えられます。
糖尿病では足のしびれを放置していると、最悪足先が壊死してしまうこともあります。
血糖値が高めの方は、足のしびれが出たらすぐに病院で検査・治療を受けるようにしましょう。
足の裏に痛みがある原因
では、しびれ以外に足の裏に痛みもある場合にはどんなことが原因と考えられるのでしょうか。
足底筋膜炎
朝起きた時に足の裏の土踏まずが痛くて歩くこともままならない、時折しびれも感じるという方は足底筋膜炎である可能性があります。
足底筋膜炎は、足裏の土踏まず、アーチ部分が炎症を起こしている状態です。
足底筋膜炎になると、前述の症状以外には足を動かしていると徐々に痛みが治まってくる、ずっと立ったままでいると徐々に痛みが強くなるといった症状もあります。
また、足底筋膜炎は一度発症すると中々完治が難しいという特徴があります。
炎症でありながらアイシングはNG、病院でも特に治療する手立てもなく、足底筋膜炎の痛みとは長く付き合わなければいけなくなります。
もし足底筋膜炎かもしれないと思ったら、まずは足底筋膜炎になってしまった原因をやめ、ゆっくり足を休ませましょう。
肝臓病
肝臓病になると全身に様々な症状があらわれますが、足の裏がつりやすくなりしびれや痛みを感じることがあります。
このような症状が出ている場合には、肝臓はかなり悪くなっていることが考えられます。
黄疸だけではなく全身の倦怠感、疲労感、手足のむくみ、吐き気なども肝臓病の症状です。
これらの症状があるにもかかわらずまだ病院に行っていない方は、すぐに検査を受けましょう。
まとめ
足の裏のしびれは、なんらかの原因によって血流が阻害されているということが考えられます。
その原因を見てみると、女性に多い冷え性やダイエットが主であることが解ります。
また、冷え性と栄養不足にも因果関係があり、栄養が足りないと体がどんどん冷えていきますから、普段から体の冷えに悩んでいる方はしっかりと栄養を摂り、体があたたまる生姜をなるべく食事に取り入れるなど工夫していきましょう。