耳の中が痒くてムズムズすることはありませんか?
また、耳垢が溜まっていると思って耳掃除をしても良くならないこともありますよね。
耳のかゆみが気になると仕事など手につかなくなり困ることもあると思います。
ここでは、耳垢だけじゃない耳が痒くなる原因と対処法についてご紹介してきます。
耳の中が痒くなる5つの原因
耳が痒くなる原因は耳垢が溜まったせいだと思う方が多いと思いますが、実はそうではありません。
耳垢以外でも耳が痒くなる原因があるのです。
では、耳の中が痒くなる原因はどんなものがあるか見ていきましょう。
耳掃除のやりすぎ
耳垢には外からの異物などが入らないようにしたり、耳の中をきれいにして保護する役割があります。
耳掃除で耳垢を取ってしまうと異物などが入ったりするようになるためまた耳垢を作ろうとします。
そうすると耳垢が気になり何度も耳掃除をやってしまい、そのせいで外耳を少しずつ傷つけてそれが痒みの原因になります。
イヤホンなどを長時間使う
イヤホンや補聴器など長時間使うと、耳は異物が入っていると感じます。
それだけでも耳の中の皮膚は刺激を受けますが、自分の耳と違うサイズのものを使っているとさらに耳の中の皮膚は刺激を受けそれが痒みの原因になります。
乾燥やアレルギー
耳の中も皮膚があるので、乾燥や花粉症などのアレルギーで刺激を受けることによって痒くなります。
アトピー性皮膚炎の方は特に乾燥に弱いので、刺激を受けやすく痒くなります。
耳の病気
耳の中に湿疹やカビなどができ、炎症を起こすと痒くなることがあります。
炎症を起こしたりした場合、耳垢が臭くなることがあるので注意しましょう。
風邪などをひいたとき
風邪で鼻水が出る時や咳などで喉が炎症を起こすと耳にもかゆみを感じることがあります。
耳の中が痒くなったときの対処法
耳の中が痒くなるさまざまな原因は分かっていただけましたか?
耳の中が痒くなると気になって他の事が手につかなくなってしまいますよね。
では、ここで耳が痒くなる原因別の対処方法をご紹介していきます。
耳掃除のやりすぎが原因の対処法
耳掃除をすると迷走神経が通っているため、気持ちよく感じます。
ですが、原因でもあるようにやりすぎはいけません。
実は耳垢をとることは本来しなくてもいいのですが、それでも耳掃除をする場合は、耳の入り口1cmくらいのところを掃除するだけで大丈夫です。
耳垢は、耳の奥にはないので耳かきや綿棒を耳の奥に入れると刺激を与えることになりさらに症状を悪化させます。
イヤホンを長時間使うことが原因の対処法
先ほども説明しましたように、イヤホンや補聴器などは耳の中に異物を入れているようなものです。
痒みを感じた場合は、自分の耳のサイズに合ったものに変えたり、使う時間もできるだけ短くしましょう。
そうして耳を休ませるようにすると、かゆみが治まります。
乾燥やアレルギーが原因の対処法
痒みがあると掻いてしまいますが、掻くと症状がひどくなります。
一番良いのは耳を触らないようにすることですが、どうしても我慢できない時は皮膚科で診てもらいましょう。
耳の病気が原因の対処法
耳の中に湿疹やカビが出来ていることが原因なので、その原因を治すようにしましょう。
病院に行き、ステロイドの塗り薬を使うことで症状が改善されます。
ただしステロイド剤は、長期間に渡り使用すると副作用が出る可能性があるので気をつけましょう。
風邪などが原因の対処法
風邪などが原因の場合は、病気が治れば症状が落ち着きます。
温かい食べ物や水分を多く摂って、睡眠をたっぷりとるようにし、安静にするようにしましょう。
正しい耳掃除の方法は?
耳の中が痒くなる原因と対処法について分かってもらえましたか?
耳の中が痒くなる原因はさまざまなものがありましたが、特に耳の中が痒くなるのは耳掃除のやりすぎではないでしょうか。
そうならないためにも正しい耳掃除の方法を覚えておくことが大切です。
正しい耳掃除の方法
- 耳垢が柔らかくなっている方が良いのでお風呂上りに行うようにする。
- 耳を持って後ろの方へ引き、耳の入り口を見やすいようにする
(この時点で、耳垢が見えなければ耳掃除をするのをやめる) - 耳垢が見えた場合、綿棒などで入り口付近を軽く取るようにする。
(湿った耳垢の時は綿棒、乾いた耳垢は耳かきでかき出すように取る。) - 綿棒を使って耳垢をとる場合は、取った耳垢がまた耳の中に入らないように1度使った綿棒は使わずに新しい綿棒を使うようにする。
耳掃除での注意点
- 耳掃除は、多くても2週間に1回くらいのペースで行うようにする。
- 子供の耳掃除は、子供にやらせず大人がやるようにする。
- 夏は、気温と湿度が高いので細菌が増え、炎症を起こしやすいので回数を少なくする。
まとめ
耳の中が痒いと気になると思いますが、触りすぎるとさらに痒くなることになります。
耳垢は本来取らなくてもいい物ですので無理に取り除くことはありません。
見た目上、どうしても耳掃除をする場合は正しい耳掃除の方法で行うようにしましょう。
それでもかゆみがひどく、気になるようならば迷わず耳鼻科で相談してみて下さいね。