残暑の時期になると真夏に蓄積した疲れがどっと出て、何となく疲れている・疲れが取れない・だるいなどの不調を感じますよね。
夏の疲れは夏の終わりから秋にかけてが本番。
気持ち良く秋を迎える為にも、早目にケアをして夏の疲れを取りましょう。
夏の疲れを取る解消法
こちらでは、秋まで残ることもある夏の疲れを効果的にとる色々な「解消法」について紹介します。
簡単に取り入れられる方法だけをピックアップしているので、自分が試せそうなものをどんどん試してみてくださいね。
①食事
体の活動を維持、活発にさせるためには栄養素が必要不可欠です。
体の疲れが気になる時や長引く時には、疲労回復に効果的な栄養素を含む食べ物をバランス良く取り入れるのが良いでしょう。
疲労回復におすすめの栄養素は色々あるので、代表的なものを紹介します。
タンパク質
私たちの体はタンパク質から構成されており、活動していく上で欠かせない栄養素です。
夏の間にダメージを負った細胞の修復をすることで疲れが回復するので、体を修復させるためにタンパク質豊富な食品を取り入れましょう。
魚類、肉類、大豆製品、卵にタンパク質が豊富に含まれています。
ビタミンB1
炭水化物(糖質)を効率よくエネルギーに変えるサポートをする栄養素で、疲労回復に効果的なビタミンとして知られています。
豚肉、アスパラガス、たらこ、鮭などに多く含まれる栄養素です。
ビタミンC
抵抗力を高めたり、防衛機能を高める効果があるビタミンC。
多く摂っても水溶性成分のために尿と流れてしまうので、毎日少量ずつこまめに摂取することが大切です。
ビタミンCは、
- ゴーヤ
- レモン
- キウイ
- ブロッコリー
- イチゴ
- ピーマン
- カボチャ
- 芽キャベツ
などに豊富に含まれています。
②睡眠
人間は睡眠中に分泌されるホルモンによって疲労の回復、ストレス解消、ダメージの修復などを行うので、睡眠がきちんととれていないと疲労が蓄積したままになってしまいます。
たとえ長時間寝ても良質な睡眠とは言えません。
良質な睡眠をとる為に朝起きたら太陽の光を浴び、適度に体を動かし、夜はぬるめのお風呂に浸かってリラックスしましょう。
寝る前のスマホ、パソコンは睡眠の質を落とすので要注意です。
③水分補給
疲れの蓄積は水分の不足も原因になっています。
しかしながら、水分をやみくもに摂っても正しい水分補給にはなりませんから、きちんとした方法で水分を補給しましょう。
水分補給にはスポーツドリンク、経口補水液が適しています。
ただの水だけを飲んでも体内の塩分濃度が下がってしまうので、塩分濃度を保つために水分が排出され、余計に水分不足になることも。
ただ、市販のスポーツドリンクは糖分が心配なので手作りがおすすめ。
水1リットルに塩を3グラム、砂糖40グラム、レモン汁を加えて簡単に作れます。
一度にたくさん飲まず、少量ずつ点滴のように摂取しましょう。
④甘酒を飲む
夏に甘酒?と思うかもしれませんが、江戸時代では甘酒は夏の飲み物でした。
甘酒にはビタミンB群やグルタミン、アルギニン、システインなどのアミノ酸、糖分など疲労回復に必要な栄養素が豊富に含まれています。
飲む点滴とも呼ばれる甘酒を飲むことで、夏の間に蓄積した疲労を解消することができるのです。
ただ、甘酒は酒粕から作るものと、麹と米から作るものがあります。
酒粕はアルコールを含んでいたり糖分も高いので、毎日疲労回復目的で飲むなら麹と米から作られているものを選びましょう。
⑤外と室内の温度差に気をつける
クーラーのきいた部屋と暑い外を行き来していると、温度変化に体がついていかずに疲れてしまいます。
その時は疲れを感じなくても、だんだんと蓄積して夏の終わりごろにどっと疲れが出るのです。
人は急激な温度差に対応しきれない繊細な生き物なので、クーラーの設定温度には要注意。
26度~27度くらいの設定にしておくといいでしょう。
⑥体を冷やさない
夏の間、暑いからと冷たくさっぱりした料理ばかり食べていたり、アイスをたくさん食べませんでしたか?
クーラーのきいた部屋にも籠ることも、体の中が冷えて自律神経が乱れる原因になります。
自律神経が乱れるとだるさを感じるようになるので、体が中から冷えるような生活を改めましょう。
できるだけ温かい食べ物を食べ、飲み物は常温が良いですね。
でも、冷たい物が食べられないというのもちょっと辛いですよね。
そんな時には体を冷やした後に、温かい飲み物を飲んだりして冷え切らないように工夫をしてください。
⑦運動
激しい運動をするのは余計に疲れてしまいますが、ウォーキング程度の軽い運動なら体の巡りを良くして代謝が促進され、体の隅々まで血液が届き老廃物や疲労物質の回収効果に期待できます。
体の冷えは疲れのもとですから、運動で体を温めるのは冷えによる疲れの予防にも効果的。
たっぷりの酸素を取り入れられる有酸素運動がおすすめです。
まとめ
夏の間に蓄積した疲れがどっと出てきたら、これらの方法から自分が試せそうな物をぜひ行ってみて下さい。
疲れをそのままにしていると、夏が終わってもずっとだるさが抜けないということもあるので、早目のケアを心がけてくださいね。