ヤスデはどこから家の中に入る?噛むと毒が回る?駆除方法は?

あなたは、ヤスデの侵入にお悩みではありませんか?
特に一軒家に多いのですが、1匹ならまだしも数十匹入ってくることもあります。

そんな、恐怖で鳥肌が立っているあなたに、この記事は役に立つでしょう^^
侵入経路、危険性、駆除方法など、ヤスデを発見した時の対処方法をまとめました。

恐怖で硬直している場合ではありません!
相手を良く知り、勇敢に立ち向かっていきましょう^^

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ヤスデはどこから家の中に侵入するの?

ヤスデが得意な方は少ないかと思います。
私は見た目的にもう無理です…。
そんな見たくもないヤスデなのに、どこからともなく現れますよね!

ヤスデは1ミリ程度の小さな隙間があれば侵入してくるので、どこからでも入ってくるんです。
床下の通風孔なんて格好の入り口!

掃除中の玄関や風通しに開けた窓などからも忍び込んできます。

そして家の中にある観葉植物の鉢に卵を産み付け、孵化した子供たちが居ついてしまっていることもあるんです。
知らないうちにヤスデと同居しているなんて考えたくないですね…。

ヤスデは人を噛んだり毒を持っていたりする?

ヤスデは体長約10~25mmと、ムカデよりも小柄な節足動物です。

節と足がたくさんある姿はムカデに似ていますが、動きもムカデは鋭敏なのに比べて、ヤスデはのんびりとしているので全く異なります。

ヤスデの幼虫は乳白色をしていますが、成虫になると黒色や赤茶色の縞模様になります。

ヤスデは6月頃から10月頃まで姿を見かけますが、実際にはもっと前から土の中に生息しています。
秋に産卵し、脱皮を繰り返して土の中で成長し、越冬して6月頃から地上に出てくるんです。

刺激すると丸まって防御態勢を取ったり、毒を持っていない上に動きも鈍く、危険性はありません。
しかし、触ったり踏んづけたりすると、身体の側面から異臭を出します。

この異臭は分泌した体液が原因なのですが、成分が青酸とヨードのため非常に刺激が強く、皮膚につくと痛みを感じます。
また臭いもなかなか取れないので、くれぐれも触れないように気を付けましょう!

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ヤスデとゲジゲジとムカデの違いは?

ここで、ヤスデ、ゲジゲジ、ムカデの違いについて、詳しく説明しておきましょう。

見た目で判断する時は、足が長いのがゲジゲジで、体が大きいのがムカデ、小さくて触ると丸まるのがヤスデです。

ムカデ
ムカデは、節に必ず1対ずつ足があり全部で21対。
動きは速く、身体は平たい楕円柱型で、体長は60mm~200mmです。
活動期は3月~10月。
産卵期は5~6月で、秋に子ムカデが成長し、15度以下になると冬眠します。
そして、春になるとまた活動を再開します。

参考文献「ムカデ-ウィキペディア」

ムカデの、ヤスデやゲジゲジとの大きな違いは、毒顎を持っていること。
噛まれると、ひどく腫れあがり痛みも強いので注意が必要です!

しかも凶暴なので、間違って触ってしまうと手当たり次第に噛みついてきます
ゴキブリなどを捕食するため、いつのまにか家の中に入り込んでいることがあるので非常に危険です。

また、ムカデはつがいでいることが多く、1匹いたらもう1匹いると思った方がいいでしょう。
死んだフリもするので、動かなくても油断は禁物です。

ゲジゲジ
ゲジゲジは体長40mm程度で落ち葉の下などにいますが、稀に家の中に入り込むことがあります。
ムカデやヤスデに比べて、足が長いのが特徴的ですぐに区別がつきます。
刺激をしなければ噛まれることはありません。また噛まれても人体には影響がないので心配いりません。

参考文献「ゲジ-ウィキペディア」

ゲジゲジは、自分から積極的に襲ってくることもなく、ムカデに比べるとおとなしいです。

ヤスデ
ヤスデはムカデとは違い、円柱形で胴体は堅い殻に覆われています。
体長も10mm~25mmと、ムカデに比べるとかなり小さめ。
ムカデよりも動きが遅く、刺激すると丸まって防御態勢を取ります。

参考文献「ヤスデ-ウィキペディア」

ヤスデに毒はありませんが、刺激臭のある体液を出し、それが皮膚につくと痛みを感じることがあります。

ヤスデの駆除方法

最後に、ヤスデの4つの駆除方法をまとめました!

これらを行うことで、ヤスデの発生と侵入を防ぎましょう。

生育場所・発生場所に薬剤を散布する

ヤスデは土壌で発生するので、その場所がわかれば薬剤を散布することで殺虫・駆除することができます。

侵入を防止する

ヤスデが家の中に侵入できないようにします。
家の周囲や植木鉢の下などよく見かける場所に、殺虫剤を散布します。
また、窓枠や玄関ドアの側面にもスプレータイプの殺虫剤や防虫剤を噴霧しておくことで、侵入を予防しましょう。

ヤスデは白い線を越えて侵入してこないので、家の周りに石灰を敷いておくと家の中への侵入を防ぐことができます。
園芸コーナーにある消石灰は、無害なので子供がいる家庭でも安心して使用できます。

木酢液の散布も、強い薬を使いたくない人にはオススメ。
木酢液は、木を燃やして炭を作る時に出る水蒸気から抽出された液体なので、100%天然素材でできています。
ヤスデの入ってきそうな床下や家の周囲などに、木酢液の原液を噴霧しておくことで、侵入防止の効果が得られます。

室内での殺虫

家の中でヤスデを発見した時は、スプレー式殺虫剤を噴霧します。

あまりに侵入が多い場合は、侵入場所が多数あることや近隣の生息数が大量であることが考えられるので、プロの害虫駆除業者に調査をお願いした方がよいでしょう。

予防策

ヤスデは湿気を好み、落ち葉や廃材のある場所に生息しています。

家の周囲の雑草を刈り、廃材やがれき、落ち葉などを処理することで、ヤスデが生息しにくい環境を整えることが重要です。

まとめ

ヤスデはムカデほど危険ではないものの、やはり家の中で遭遇したくないですよね!
まずは除草や落ち葉を片付けて、ヤスデが住みにくい環境にしましょう。

そして、侵入経路を徹底的に防ぐこと。
生育場所に薬を散布して駆除すること。

それでもダメなら業者さんにお願いして、床下に専用の薬剤を散布してもらうのが一番です。
その際に、ヤスデ対策についても詳しく教えてもらうことができるので、その後の発生を抑えるヒントをもらえるかもしれませんよ!

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