誰しも一度は、寝すぎたことによる頭痛を感じたことがあるのではないでしょうか。
睡眠の時間と質は、頭痛ととても深い関係があると言われています。
特に普段から頭痛を感じやすい人は、自分の睡眠についてもう一度見直してみる必要があるかもしれません。
今回は、寝すぎて頭が痛い時に試したい対処法と、おすすめの市販薬をご紹介します。
寝すぎが原因による頭痛の対処法3つ
頭痛の対処法の前に、まずは寝すぎるとなぜ頭痛が起こるのか、そのメカニズムについて知りましょう。
睡眠中、人は体だけではなく脳もリラックス状態に入っています。
脳の活動が緩やかになると、自然と脳の血管が拡張していきます。
拡張した血管は、やがて周囲にある三叉神経を刺激していき頭痛を引き起こす、これが寝すぎによる頭痛のメカニズムです。
普段の睡眠では神経を刺激するほどの血管の拡張は起こりませんが、睡眠時間が長くなることでより血管が拡張し頭痛を起こしやすくなるようです。
また、長時間の睡眠による肩こりも頭痛を引き起こす原因となります。
このように、寝すぎによる頭痛の原因は血管の拡張と肩こりが2大原因となっているようです。
これら二つを原因として引き起こされた頭痛には、次の3つの対処法が有効です。
カフェインの摂取
拡張した血管を元に戻すために、カフェインはとても効果的です。
カフェインには血管を収縮させる作用があり、自然と拡張した血管をもとの状態へと戻してくれます。
カフェインの摂取は、手軽にコーヒーや緑茶などの飲料を用いるのが良いでしょう。
痛む部分を冷やす
痛みが強く、我慢できないときには痛む部分を直接氷嚢などで冷やすのも効果的です。
冷やすことによって、血管の収縮を早める効果が期待できます。
氷嚢を使用して痛む部分を冷やすときには、氷嚢をタオルなどでくるみ、皮膚を冷やし過ぎないように注意しましょう。
入浴
起床時に、頭痛だけではなく肩や首回りに違和感を感じる場合には、体を温めるのが効果的です。
ぬるめのお湯でゆっくり全身浴を行ってください。
体が温まってきたのを感じたら、ゆっくりと肩甲骨周りを動かして筋肉をやさしくほぐしていきましょう。
お風呂から上がった後には、気持ちよく体を伸ばしてストレッチをするとさらに効果が上がります。
マッサージなどは素人が行うとより痛みを悪化させてしまう恐れがありますので、あまりおすすめできません。
サプリメントの摂取
「すぐに痛みを止めたい!」という即効性を求めるならば、これから紹介する市販の頭痛薬が良いでしょう。
しかし、これらは普段から服用するわけにはいきませんので、予防薬としては成り立ちません。
普段から痛みに強い体質改善を目指すなら、サプリメントの摂取を取り入れてもよいでしょう。
下記の記事では、当サイトが厳選したおすすめサプリメント3種類を、比較調査して紹介しています。
ご自身の体質に合う製品の発見に、お役に立てれば幸いです。
頭痛におススメの市販薬3選!
どうしても頭痛が辛い時には、無理せず市販薬に頼ることも大切です。
しかし、市販薬ごとの特徴などを知っておかないと、副作用で痛みとは違った苦労をしてしまうこともあります。
お勧めの市販薬とその特徴について紹介していきますので、購入の際の参考にしてみてくださいね。
第一三共ヘルスケア「ロキソニンS」
痛みが強く、すぐに何とかしたい場合におすすめなのがロキソニンsです。
ロキソニンと言えば、病院で処方される鎮痛薬の代表格ですが、副作用が強いことでも有名ですよね。
市販のロキソニンも、他の市販薬と比べて副作用を感じやすくなっています。
主な副作用は胃腸に表れます。
胃痛や腹痛、吐き気に食欲不振など、処方薬と同じ症状が出ます。
処方されたロキソニンには必ず胃薬もセットですよね。
市販薬のロキソニンでは胃への負担が処方薬よりも軽くなっていますが、それでも胃腸に副作用が出てしまう方は、なるべく服用を避けた方が良いでしょう。
ライオンの「バファリンEX」
副作用が少なく体に優しい鎮痛剤として有名なバファリンですが、「バファリンEX」は辛い頭痛の時にお勧めしたい市販薬です。
バファリンシリーズの中でも強い痛みに特化した薬ですので、どうしても痛みが引かないときなどに服用してください。
バファリンは鎮痛効果のある成分だけではなく、胃腸を保護してくれる成分も配合されていますので、胃の弱い方でも副作用をあまり気にせず服用できます。
エスエス製薬の「イブクイック」
血管拡張型の片頭痛に特に効果がありそうな市販薬が、イブクイックです。
鎮痛成分のイブプロフェンの他に、無水カフェインが配合されているため、頭痛に素早く効果を発揮してくれます。
また、酸化マグネシウム配合で胃腸をしっかり保護。胃腸を守りながら素早く痛みに効いてほしいのなら、イブクイックがおすすめです。
まとめ
毎日仕事で疲れがたまっていると、休日ぐらいは朝ものんびりと寝ていたくなりますよね。
しかし、頭痛持ちの方はその後の痛みがストレスとなって、まったく疲れが取れないということも予想できます。
起床時に頭痛を感じやすい方は、睡眠時間をとりすぎないように注意してくださいね。