手首の小指側が痛い4つの原因とその対処法を紹介!

ドアノブなどを回したりしたときに手首が痛かったことはありませんか?

特に小指側の手首に痛みを感じることはありませんか?

手首の痛みは、日常生活において何かと不便ですよね!

では、手首が痛くなる原因にはどんな原因があるのでしょうか?

ここでは、小指側の手首の痛みの原因と対処法についてご紹介していきます。

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TFCC損傷

TFCC損傷は正式な名前で「三角線維軟骨複合体損傷」といいます。

ではTFCCとは何のことでしょう?

TFCCとは「三角線維軟骨複合体」のことを指し、

  • 尺骨三角骨靭帯
  • 尺骨月状骨靭帯
  • 掌側橈尺靭帯
  • 背側橈尺靭帯

以上の4つの靭帯で構成されています。

このTFCC損傷は主にテニスや野球、ゴルフなど手で何かを握って行うスポーツをする人がなりやすい症状です。

また、手を強くついたりしたときなどにも、あらわれることがあります。

この症状は聞き慣れないので、手首のねん挫と思ってしまう方も多いかもしれません。

TFCCは、関節がぐらつかないようにするためのクッションの役目を果たしています。

そして、手首の小指側にある尺骨(しゃっこつ)と親指側にある橈骨(とうこつ)をつないでいるので、ここに亀裂が入ると痛みや握力の低下などの症状が現れます。

TFCC損傷になったときの対処法

対処法としては、安静にすることが一番です。

そして、出来るだけ手を動かさないように意識しながら生活する必要があります。

サポーターなどで手首を固定しても良いでしょう。

事故などで急激に負担がかかった場合などは、ギプスで固定する必要もでてきます。

稀なケースですが、湿布や固定をしても症状が改善することがない場合は、手術をすることがあります。

ですが、ほとんどの場合は患部を固定し、安静にすることで症状は改善されていきます。

腱鞘炎

腱鞘炎は手を使いすぎることが原因でなる病気です。

例えば、仕事上パソコンを良く使う人やピアニストなど、手を良く使う人が良くなる病気です。

最近では、スマートフォンやタブレットなどを使いすぎても腱鞘炎になることがあります。

それ以外にも、出産直後にホルモンのバランスが崩れた女性があることもあります。

腱鞘炎は、手を使いすぎると腱鞘と腱の間に炎症が起こる病気で、痛みで手首を動かすことが出来なくなるだけでなく腫れをともなうこともあります。

腱鞘炎になったときの対処法

対処法としては、腱鞘炎は炎症が原因なので患部を冷やすことが大切です。

その後、テーピングやサポーターなどで固定をして、なるべく患部を動かさないようにしましょう。

ここで無理に動かしてしまうと、炎症を抑えることが出来ず症状がひどくなってしまいます。

腱鞘炎で病院に行くと、非ステロイド系の内服薬と痛み止めの薬を処方されます。

薬を飲んで固定して安静にしても効果がないときは、炎症を抑えるための注射をしていきます。

注射は炎症を抑えるに過ぎません。同時にサポーターなどで固定し安静にすることが必要です。

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手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)

手根管症候群は、日常生活で手を酷使していることが原因でなる病気です。

例えば手芸をする人や、工具などを使って仕事をする人などに多く見られます。

長期間に渡り、手に振動を受けることでなることが多いです。

特に男性よりも女性の方が、この症状になる可能性が高いと言われています。

手根管症候群は、手のひらの中心を通っている正中神経(せいちゅうしんけい)が、何かしらの力によって圧迫されることで痛みや痺れなどの症状が現れます。

それだけでなく、手の付け根が痩せてきたりすることがあります。

手根管症候群になったときの対処法

対処法としてはサポーターなどをして手首を固定します。

手首を固定することで、手根管にかかる圧力を抑えるようにしていきます。

それ以外には、病院に行って診断されると痛み止めやビタミンBを処方されるでしょう。

これは痛みを抑える効果と、末梢神経の代謝を促進して血流を良くするためです。

この方法で良くならない場合には、ステロイド注射をしていきます。

それでも症状が改善されない場合は、手術をして靱帯を切り神経の圧迫を取り除いて症状を改善させます。

尺骨突き上げ症候群

尺骨突き上げ症候群とは、通常並んでいる尺骨と橈骨が突き出してしまったことによって、痛みの症状が現れる病気です。

特になりやすい人は生まれつきであったり、骨折した後の骨の変形、そして長年仕事などで小指側を酷使している方によく見られます。

尺骨突き上げ症候群になったときの対処法

対処法としては、手術によって突き出してしまった余分な骨を切除することが一番の方法です。

他の症状とは違い、炎症を起こして痛みが出ているわけではないので、固定したりしても痛みを改善することが出来ません。

突き出した骨を手術することで、元の骨の位置に収めて痛みの改善につなげます。

まとめ

手首の小指側が痛くなる原因は、手首自体の炎症や骨の異常などさまざまです。

固定してあまり使わないようにすれば、改善するもののあれば手術が必要な場合もあります。

どの原因でも手首が痛いと仕事や生活に支障をきたします。

出来るだけ痛みの症状が出たら、早めに病院に行ってお医者さんに診てもらい、適切に処置していくようにしましょう。

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