【保存版】ナースが教える咳を止める12の方法!眠れない夜の秘策は?

風邪やアレルギーなど、咳が出る原因は多くありますよね。

咳が出るのは気管などに異物などが入り込み、追い出そうとする役割があるので咳が出るという行為は決して悪いことではないのです。

大切な役割があるのですが、出始めると止まらないことがあり、辛い思いをしてしまいます。

ここでは咳を止める方法を、わたくし看護師の「ミヨ」が紹介します!

咳が止まらなくて困っている方はぜひ試してくださいね。

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咳が出る理由とは

冒頭でも説明しましたが、咳が出るのはそれなりの理由があります。

ほこりやバイ菌、花粉などの異物が気道に入りこむと、粘液が分泌され痰として咳などで吐き出すようになっています。

咳は気管支などに付着した異物を外に出そうとする必要な行為なのです。

 

咳はさまざまな方法で対処して止まることはありますが、長引く咳や呼吸困難を引き起こしそうな咳の場合は、病気の可能性も考えられます。

咳の症状が悪化したり、発熱しているような場合は、気管支炎や肺炎などの原因になるので早めに医師の診察を受けるようにしてくださいね。

 

咳を止める方法

ここからは、咳を止める方法を12個紹介していきます。

ご自分に合った方法を選んで試してみて下さいね。

 

湿度の管理

喉などが乾燥すると、ウィルスや細菌が付着して症状が悪化してしまうことがあります。

咳の時は、乾燥しないように湿度を適度に高くするようにしましょう。

 

湿度の目安は約50%~60%くらいに保ち、室温は夏が28℃前後、冬は22℃前後が理想です。

加湿器を使用して部屋に適度な湿度を保たせたり、加湿器がない場合は洗濯物などを部屋の中に干すだけでも効果があります。

その他、濡れたタオルを部屋の高い場所に吊るしたり、コップなどに水を入れてベットサイドテーブルなどに置くのも良いですね。

 

水分補給

気道粘膜の水分が少なく乾燥している状態では、痰が出にくくなります。

痰は気管などに付いた、バイ菌やほこりなどの異物を絡めとって外に排出する働きがありますが、喉が乾燥していると痰が出にくくなります。

 

スムーズに痰が出るように、温かいお茶や白湯などを飲んで喉に潤いを与えてあげましょう。

但し、冷たい飲み物を飲むと気管支が刺激されて、更に咳が止まらなくなってしまうことがあるので注意してくださいね。

 

マスクを着用する

マスクは、外界からのほこりや雑菌などが気管に入り込むのを防いでくれる働きがあります。

一般的なガーゼマスクも効果がありますが、咳が酷いような時は濡れマスクを使用すると効果的ですね。

濡れマスクは、特殊な製造で長時間湿った状態を保持できるので、快適な睡眠が期待できます。

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アロマを焚く

咳は睡眠にも影響をおよぼし、睡眠不足から体力が低下して症状が進行してしまう可能性があります。

アロマセットがある方は、アロマを焚くことで症状が和らぐことがあるので試してしください。

アロマセットがないという方は50℃~60℃くらいのお湯を容器に入れて、アロマオイルを数滴たらすなど工夫してみてくださいね。

使用するオイル
ユーカリ:炎症を抑えたり、痰を取り除く作用などで咳の症状を和らげてくれます。
サイプレス:咳を鎮める効果や鎮静効果が得られます。
ラベンダー:リラックス効果で知られているラベンダーですが、呼吸器系などにも効果があり殺菌効果で咳静めて眠りやすい状態に導いてくれます。
サンダルウッド:咳を鎮める効果や緊張を取り除く効果があります。

アロマイルは個人によって刺激が強いことがあるので、体質など確認してから購入するようにしてください。

 

空気清浄機の使用

空気中にはたくさんのほこりなどが含まれ、ほこりや雑菌などが喉に付くと刺激となって咳として出るようになります。

空気清浄機には除菌効果があるものがあり、空気中に浮遊するほこりや花粉のほかにアレルゲンを除去してくれたり、殺菌効果で咳を緩和してくれます。

部屋の空気をきれいにすることで、咳が鎮まり快適な睡眠が期待できます。

咳に効く飲み物を飲む

ハチミツは咳を止めるのに効果があると知られていますね。

生姜紅茶にハチミツを加えることでダブルの効果が得られます。

ハチミツに含まれる成分には殺菌効果や粘膜を保護する作用があり、生姜には新陳代謝を促進して体の回復を早めたり、はちみつ同様に殺菌効果も得られます。

 

咳に効果的な食べ物の摂取

咳が強く出る時に食事を摂ると吐いてしまうことがあるので、咳が強い時は無理に食べる必要はありません。

生姜やハチミツはもちろん、大根シソなども咳が止まらない時に食べると良いでしょう。

大根にはイソチオシアネートと呼ばれる成分が含まれ、喉粘膜の炎症を緩和して咳を鎮めてくれます。

大根おろしや、梅しそ巻きなどで食べると良いですね。

 

のど飴

風邪をひいた時や咳が出ている時に、のど飴を舐める方は多いかと思います。

のど飴は乾燥からのど粘膜を保護するだけではなく、ウイルスや細菌の侵入を防いだり、のど飴の種類によっては炎症を和らげる効果のある飴もあります。

咳が出ているときは、のど飴に効くものや薬用のど飴などがおすすめです。

 

ネギを首に巻く

 

ネギに含まれるネギオールには殺菌効果があり、咳を緩和してくれます。

ネギは白い部分を使用しますが、軽く焼いたネギ1本を包丁などで切り込みを入れ、ガーゼなどに包んで首に巻きつけます。

巻き付けた状態で寝ると咳が鎮まり、眠りにつきやすくなります。

 

うがいをする

イソジンなどのうがい薬を使用することで、消毒効果が得られ症状が楽になることがあります。

また喉の粘膜に水分が得られることで乾燥を防ぐことができます。

 

うがいは、喉についた細菌やウィルスなどを洗い流す作用もあり、雑菌の侵入を防ぐのに役立ちます。

イソジンなどの薬用うがい薬を使うほかに、アロマオイルを使用したうがい薬を作るのも良いでしょう。

アロマのうがい薬
・使用するアロマオイルは、ティートゥリーを使用します。
・水50mlにティートゥリーのアロマオイルを2~3滴を滴下します。
・1日に2回~3回うがいすることで効果が得られるでしょう。

 

ツボを押す

咳止めに効果的なツボを押すことで、咳が鎮まることがあります。

ツボを押すときは、やや強めに押すと良いでしょう。

天突(てんとつ)

両方の鎖骨の内側にあり、喉の窪みあたりにあるツボです。

 

尺沢(しゃくたく)

肘を曲げた時のしわをたどって親指側にあるツボです。

 

孔最(こうさい)

尺沢から少し手首に向かったところのツボです。

 

内服薬

ここで紹介した方法で咳が止まらないときは、咳止めの薬を内服したり、スプレータイプの薬を用いるようにします。

ジヒドロコデインリン酸塩コデインリン酸など有効成分が配合された薬は効き目が早く、速やかに咳を止める効果が期待できます。

内服薬などで迷った時は、薬局の薬剤師などに相談して症状などから薬を選ぶようにします。

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病院を受診する目安

ここで紹介した方法で効果がない時や、咳が強くなってくるような時は、速やかに病院を受診するようにしてください。

以下のような状態の時は、救急車を要請したり、救急外来を受診するようにします。

大急ぎで病院を受診した方が良い場合
・意識がなく、ぐったりしている
・呼吸困難が見られる
・水分補給ができない
・顔色や唇の色が青紫色になっている

後日にでも病院を受診した方が良い場合
・発熱している
・咳が3日間以上続いている
・ぜーぜーという喘鳴が聞こえるようになった
・咳がひどく眠れないまたは食欲が低下してきている

小さない子供や高齢者など、免疫力が低下している方の場合は症状が悪化しやすいので、咳が強く出ているときは無理せず早めに医療機関にかかるようにしましょう。

 

まとめ

咳止めの方法を紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?

咳は辛いだけではなく、体力も消耗して症状が悪化することがあります。

寝ている状態で咳が出ると辛いので、咳が続くときは少し状態を起こすと楽になりますよ。

また、咳が何日も続く時や発熱している時は、体のどこかで炎症が起こっている可能性があるので、早めに病院を受診するようにしてくださいね。

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