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春の訪れとともに症状が本格化する花粉症。

花粉症では鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどさまざまなアレルギー症状が出てきますが、咳が出たり喉の症状でお悩みの方も多いのではないでしょうか。

今回は、花粉症で咳がでる原因と対策について、詳しく見ていくことにしましょう。

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花粉症で咳が出る原因

まずは、花粉症で咳が出る2つの原因について解説いたします。

 

花粉が喉や気管支などに入る

花粉はまず目に入り込みます。

目のかゆみが起こり、涙が出てきて、目が充血してきます。

それから花粉は鼻にも入り込み、鼻の粘膜や鼻毛で止められなかった花粉の抗原成分が喉や気管支へ流れていってしまうと、喉や気管支でもアレルギー反応が引き起こされ、喉や気管支がはれてしまい、これが喉のかゆみや咳の原因となります。

参考文献:
「厚生労働省HP 的確な花粉症の治療のために(第2版)」

 

喉や気管支に鼻水が流れて炎症が起こる

鼻水が喉の奥に流れ込む状態が続くことで、喉に炎症が起こり、イガイガする不快感が続いたり、咳や痰が出てきたりする場合があります。

これは副鼻腔炎(蓄膿症)などでも起こる後鼻漏という、鼻水が鼻の孔から外に出ていくのでなく、喉側に多く流れていってしまう症状です。

花粉症でも後鼻漏がおこりやすくなります。

参考文献:
「日本呼吸器学会 咳嗽に関するガイドライン第2版」

 

花粉症が原因の咳への対策

それでは、花粉症による咳への対策はどのようなものがあるのでしょうか。

代表的なものを3つご紹介しますので、順に見ていきましょう。

 

花粉を浴びる量を少しでも減らす

空気中に飛散している花粉を完全に防御することはまず不可能ですが、浴びてしまう量を少しでも減らし、身体にアレルギー反応を起こさせないようなコントロールをするのが、お金をかけずにできる最善策です。

 

とにかく喉や気管支など、気道の深い部分にまで花粉が入り込まないように注意しましょう。

外出時にはマスクを着用(目がかゆいのが気になる人は眼鏡も着用)し、帰宅したら衣服や髪についている花粉を払い落としましょう。

 

表面がひだ状になっている毛織物などの衣服は花粉が入り込み、かつ払い落としにくいことから、衣服内にたまった花粉が動くたびに自分の近くを舞っている状態になりやすいので使用は避けた方がよいでしょう。

部屋内はこまめに掃除するようにし、干してある洗濯物やふとんは、はたきなどでまんべんなくたたき、目には見えなくても付着しているはずの花粉を払い落としてから取り込むようにするとよいでしょう。

 

また花粉飛散量の多い日は窓をなるべく開放しないように心がけ、症状がひどくなってしまう人は外出を避けるようにしましょう。

「自分の場合、花粉をある程度の量浴びると、症状が出てきてしまう」と考えた上で、「その量まで達しないようにしよう」と考えながら日常生活を送るようにするのが、花粉症に悩む人にとってのより賢明な策と言えるでしょう。

内服薬(抗ヒスタミン薬など)による治療

花粉症をミクロの世界で見ていくと、花粉が体内に入ることで粘膜にあるマスト細胞とよばれる細胞が刺激を受け、マスト細胞内部に蓄えているヒスタミンという化学伝達物質を放出し、これらの物質が粘膜や血管を刺激することでアレルギー反応が起こっています。

 

医療機関では、花粉症の患者さんに第2世代抗ヒスタミン薬として分類される医薬品を処方します。

抗ヒスタミン薬は、体内でマスト細胞が花粉による刺激を受けても、ヒスタミンを出にくくするように設計された薬です。

 

第2世代抗ヒスタミン薬としてよく使われるものとして、

  • フェキソフェナジン塩酸塩
  • オロパタジン塩酸塩
  • エピナスチン
  • セチリジン塩酸塩
  • ロラタジン
  • レボセチリジン塩酸塩

などが挙げられます。

 

これらの医薬品成分は、1950年代から1980年代にかけて使われてきた、

  • ジフェンヒドラミン
  • プロメタジン塩酸塩
  • d-クロルフェニラミンマレイン酸塩
  • クレマスチンフマル酸塩

などの第1世代抗ヒスタミン薬とよばれる医薬品よりも、倦怠感、眠気、口の渇きなどの副作用が少ないのが特徴です。

そして、1日1回~2回投与すれば花粉症特有の症状が出にくくなることから、一般的によく使われるようになっています。

 

とはいえ、喉や気管支まで炎症が及んでしまっているような花粉症では、劇的に症状を改善する効果がより強い、第1世代抗ヒスタミン薬と呼ばれる医薬品成分を服用した方が、今の苦しみから解放されやすくなります。

これらの治療薬は第2世代抗ヒスタミン同様、近くのドラッグストアや薬局などで購入できます。

ただし眠気、倦怠感、強い喉の渇きなどが出やすくなることを踏まえた上で服用するようにしましょう。

参考文献:
「大正製薬ポータルサイト 花粉症対策サイト」

 

またヒスタミン以外にも、気管支でアレルギー反応を起こさせて咳を出やすくする化学反応物質として、ロイコトリエンというものがあります。

このロイコトリエンの作用を体内で効かなくさせる医薬品として、ロイコトリエン受容体拮抗薬(モンテルカスト、プランルカストなど)というものがあり、これも花粉症による喉の炎症や咳を抑えるのに有効とされています。

 

花粉症による咳症状がおさまらない場合は、医療機関を受診し、こうした気道の炎症を抑える内服薬を処方してもらうのがよいでしょう。

ちなみに抗ヒスタミン薬は、ドラックストアや薬局で花粉症治療薬として市販されており、一般流通も進んでいます。

参考文献:
「鼻アレルギー診療ガイドライン―通年性鼻炎と花粉症―2016 年版(改訂第8版)」

 

点鼻薬(鼻噴霧用ステロイド薬)による治療

鼻噴霧用のステロイド薬(フルチカゾンフランカルボン酸エステル、デキサメタゾンシペシル酸エステルなど)には、抗炎症作用、抗アレルギー作用があります。

それは鼻粘膜のヒスタミンを減少させることで、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの鼻症状を改善する効果があり、鼻噴霧用ステロイド薬により鼻水による喉、気管支の炎症を防ぐ効果が期待できます。

 

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風邪と花粉症の咳の違いは?

さて、同じ咳でも花粉症によるものと、風邪によるものでは、どのような違いがあるのでしょうか。

それぞれ見ていくことにしましょう。

 

花粉症の咳

前述したとおり、花粉症の咳は喉や気管支に花粉が付着したり、鼻水が多量に流れ落ちたりすることによる気道の炎症反応として起こるものです。

花粉症による鼻水は、水っぽく透明でさらさらしています。

鼻水が喉や気管支に流れると、炎症に伴うイガイガしたかゆみや痛みなどが気になって咳が出てきます。

 

花粉症による咳は比較的軽く、乾いた感じのもの(乾性咳嗽と呼ばれます)になります。

感染性はなく、咳やくしゃみでとんだツバなどで人に花粉症がうつるようなことはありませんし熱もあまり出ません。

 

風邪の咳

風邪をひき、熱などの症状が進んだときに出る咳では、黄色や緑色の痰を伴うことが多くあります。

これらは細菌やウイルスなどの病原菌と白血球や粘液など自分の分泌物が混じったものです。

痰がからんだ咳は湿っぽく(湿性咳嗽と呼ばれます)、咳やくしゃみをしたときに口の中から細菌やウイルスが飛散しますので、つばや吐息などを浴びた人は感染してしまうことがあります。

花粉症による咳や喉の異常へおススメの市販薬

先ほど紹介した抗ヒスタミン薬は、病院や診療所で医師から花粉症治療薬としての処方をもらわなくても、ドラックストアや薬局で自由に入手することもできます。

以下に、第2世代抗ヒスタミン薬を中心とする代表的な市販薬を見ていきましょう。

 

アレグラFX(久光製薬)

【楽天市場 ツルハドラッグ】

アレグラの有効成分はフェキソフェナジン塩酸塩です。

医療用医薬品として2000年に使われるようになり、市販薬としては2012年から販売されています。

1日2回服用します。

 

アレジオン(エスエス製薬)

【楽天市場 爽快ドラッグ】

アレジオンの有効成分はエピナスチン塩酸塩です。

2011年から市販されるようになりました。

1日1回1錠の服用ですむという手軽さが好評です。

 

ストナリニZ(佐藤製薬)

【楽天市場 マツモトキヨシ アネックス】

ストナリニの有効成分はセチリジン塩酸塩です。

これも1日1回1錠の服用で鼻炎症状を抑えます。

 

ストナリニS(佐藤製薬)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【第2類医薬品】佐藤製薬 ストナリニS 24錠
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【楽天市場 サンドラッグe-shop】

第一世代抗ヒスタミン薬として知られる、d-クロルフェニラミンマレイン酸塩が配合されています。

副作用である眠気や倦怠感は出やすくなりますが、今苦しんでいる鼻炎症状は速効で軽快するという特長があります。

 

まとめ

花粉症で咳が出るというケースはそれほど多くないと思われますが、症状が喉や気管支にも及んでいる時点で重症度が高い状態になっているかもしれません。

医療機関の受診や市販薬でのセルフケアなどで早めに対応し、慢性的に咳が続いてしまう咳喘息などに移行しないように気をつけましょう。

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