ワセリンが花粉症対策になる3つの理由!塗り方と注意点も解説

今回は、ワセリンが花粉症対策にどのような効果を発揮するのかについてのお話です。

ワセリンには花粉症に効く薬効成分は含まれていません。

しかし、ワセリンならではの特徴を活かした対策法を紹介してみたいと思います。

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ワセリンて何?

ワセリンとは、石油をもとに作られた鉱物油のことです。

「鉱物油を皮膚に塗って大丈夫なの?」と思ってしまいますよね。

しかしそこは問題ありません。

市販されている軟膏の基剤はこのワセリンですし、化粧クリームの基剤として使われているのです。

精製の純度の違いで黄色ワセリンと白色ワセリンに分類されますが、白色ワセリンにおいては医療用としても使用されるくらい、人体への副作用の心配はないものなのです。

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なぜワセリンが花粉症の対策になるの?

ではなぜワセリンが花粉症対策に効果を発揮するのでしょう。

それにはワセリンが持つ特徴が関係しているようです。

粘膜の保護をしてくれる

ワセリンは、肌だけではなく鼻の中といった粘膜にも直接塗ることができます。

ですので粘膜を外部の刺激から保護するのには、うってつけの素材なのです。

ワセリンが花粉をキャッチ

ワセリンは肌に浸透していきません。

そのため皮膚や粘膜の上に留まり、そこで花粉をキャッチしてくれるのです。

皮膚や粘膜が直接花粉と接触しなくなるので、花粉症の症状の軽減に大きく役立ってくれるのです。

肌の保湿に効果あり

ワセリンには肌の保湿効果があります。

これはワセリンの油分が、皮膚内部の水分の蒸発を抑えてくれるためです。

そして皮膚表面の保湿にも効果的です。

すこしベタベタしますが、その油分が皮膚表面の荒れを防いでくれるのです。

花粉症でひんぱんに鼻をかんだりすれば、鼻の周りは荒れてしまいがち。

その肌荒れを保護するのにも、とても役に立つのですね。

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花粉症対策のワセリンの塗り方

ここではワセリンを塗るときのポイントについて説明してみましょう。

目に塗るとき

目の周辺に塗るときのポイントとしては、必要以上に塗りすぎないということです。

なるべくなら、目の中に入らないように気をつけながら塗りたいところ。

決して害のあるものではありませんが、目の中に入った余計なワセリンは視界をぼやけさせてしまいます。

特に運転をする際には注意したいですね。

そしてもうひとつ気をつけたいことは、綿棒を使用するということです。

目の粘膜というのはとてもデリケートです。

よく手を洗ったつもりでも、爪の中などに細菌が残っているかもしれません。

その爪が目の組織を傷つけてしまったら、結膜炎の原因にもなりかねません。

ここは綿棒を使い、丁寧に塗っていきましょう。

塗り方は、涙袋周辺やまぶた周辺に薄く伸ばしていくようにします。

もし少し量が多く、テカってしまった場合は、ティッシュペーパーでそっと上から押すようにして、余ったワセリンを取り除いて下さい。

鼻に塗るとき

鼻に塗るときは、花粉が侵入する前に塗ることが大事になります。

外出前に塗ることはもちろんなのですが、できれば鼻うがいや、鼻洗浄をした直後のキレイな状態で塗ることが理想です。

こちらも目の場合同様、綿棒を使うと良いでしょう。

鼻の穴の中はテカリは気になりませんので、多めに塗っておくとより効果が期待できます。

ついでに鼻の脇や下部にも塗っておきましょう。

花粉を鼻の中に侵入させる前に受け止めてくれることが期待できます。

また、鼻をかんだときの肌荒れも防いでくれ、一石二鳥ですね。

ワセリンを塗るときの注意点

副作用の心配はほとんどないとは言え、なんでもかんでも塗れば良いというものでもありません。

ここではワセリンを塗る際の注意点を挙げてみましょう。

敏感肌の方

精製純度の高い白色ワセリンであっても、微量の不純物は残っているかもしれません。

重度の敏感肌の方の場合、この微量の不純物に反応してしまうこともあります。

そしてワセリンを塗るときに、指や綿棒に付着した不純物が原因での肌荒れも否定できません。

ですので、必要以上にベタベタ塗らないように気をつけて下さいね。

ニキビのある方

ニキビなどの、皮脂の過剰な分泌による疾患がある方も注意が必要です。

そこに外部から油分を更に塗布してしまうと、症状の悪化も考えられるのです。

もし、皮膚に疾患のある方が花粉症対策としてワセリンを使用する場合は、事前に医師に相談してからにして下さい。

まとめ

今回は花粉症対策としてワセリンの効果を紹介してきました。

ワセリンは、鉱物油から精製された添加物のない自然素材です。それゆえ副作用の心配はないとされているのですね。

しかしそこは「過ぎたるは猶及ばざるが如し」。

特にデリケートな肌の持ち主の方は、塗布する場所や量には十分注意して下さい。

それでも心配な場合は、必ず事前に皮膚科の医師に相談してから試してみて下さいね。

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