顔に赤い斑点ができる4つの原因を解説!

急に顔にできた赤い斑点!

その斑点に、かゆみや痛みはありますか?発熱していませんか?

同じような斑点でも、原因が異なることでその症状も様々です。

今回は、顔に赤い斑点ができてしまう4つの原因について詳しく解説していきます。

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脂漏性皮膚炎

顔面に出来る赤い斑点は、生後間もない赤ちゃん、若しくは思春期以降の大人に多く見られる脂漏性皮膚炎である可能性があります。

脂漏性皮膚炎の場合には、ブツブツの部分にかゆみが生じ、思春期ではニキビと間違えられることも多い症状です。

生後間もない赤ちゃんの場合は、過剰に分泌された皮脂が皮脂腺にたまることで脂漏性皮膚炎となります。

これは成長とともに薄れていくものなので、大きな心配はありません。

思春期以降の大人が脂漏性皮膚炎となる原因には、真菌(カビ)の一種であるマラセチアが異常に繁殖してしまうことにあります。

マラセチアはどんな人の皮膚にも存在する常在菌ですが、過剰な皮脂の分泌や汗で増殖し、肌の炎症と元となってしまいます。

脂漏性皮膚炎は頭皮や顔、生え際、胸や背中といった皮脂腺の多い場所で発生しやすく、油分の多い食生活を好む人やストレスを抱えている人がなりやすいことが解っています。

脂漏性皮膚炎となると、皮ふがただれて皮がむけてしまったり、放置しておくことで加齢臭のような独特な臭いを発するようになります。

アトピー性皮膚炎

乳幼児や児童に多い印象を持つアトピー性皮膚炎ですが、大人になってから急に発症することもあります。

今まで、アトピー性皮膚炎は遺伝による要素が強いと言われていましたが、近年では生活習慣や生活環境によって後天的にアトピー性皮膚炎を発症する人が増えています。

アトピー性皮膚炎は、ハウスダストや脂漏性皮膚炎でもご紹介したマラセチアが発症のきっかけとなることが多く、幼児ではアレルゲンとなる食品の摂取にも注意が必要です。

一度アトピー性皮膚炎を発症してしまうと、様々な刺激により皮膚が炎症を起こしてしまう為、日常生活においても細心の注意が必要となります。

また、症状が良くなったように感じても、ストレスや疲れが蓄積することで再び症状が悪化してしまうことがあります。

アトピー性皮膚炎を発症したら、きちんと皮膚科で治療を受けましょう。

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風疹

風疹は、近年大人の間でも感染の拡大が話題となっているウイルス性の発疹症です。

小さな子供だけがかかると思われがちな風疹ですが、抗体のない大人が感染することでリンパ節の腫れや顔に小さな赤い発疹、発熱といった症状が見られます。

特に注意が必要なのは、妊娠20週に満たない妊婦です。

このころの妊婦が風疹に感染すると、その胎児は難聴や白内障といった先天的なハンディキャップをもって出生することがあります。

風疹は、現代に入りワクチンの普及により感染者が減った病気ですが、2010年を過ぎたころから急激に患者数を増やし、しかもその9割は成人です。

風疹はワクチンによって感染を防ぐことができますので、妊婦さんやそのご家族の方は、病院で抗体の有無を調べ、なければワクチンを接種しましょう。

風疹のワクチンは少し金額が高いのですが、自治体によっては妊婦の近親者のワクチン接種に助成金が出るところもありますので、病院や市役所にて確認してみましょう、

突発性蕁麻疹

原因が特定できないが、急に全身に発疹が起った場合、突発性蕁麻疹である可能性が考えられます。

ほぼ毎日蕁麻疹があらわれ、その症状が1か月以内で治まれば急性蕁麻疹、1か月以上持続するものは慢性蕁麻疹と呼ばれています。

この場合、発疹は顔だけではなく全身のいたる場所に出現し、強い痒みを伴うのが特徴です。

突発性蕁麻疹のはっきりとした原因は解明されていませんが、ストレスや疲労の蓄積によって発症するのではないかと言われています。

かゆみや蕁麻疹は自然と治まることもありますが、なかなか症状が改善しない場合には皮膚科にて治療が可能です。

治療によって症状が改善しても、ふとしたきっかけで再発しやすく、日常的に疲れやストレスをため込まない工夫が必要です。

まとめ

顔にできる赤い発疹は、単なるニキビや吹き出物である場合もありますが、発熱などの症状が見られるなら感染症の疑いも出てきます。

強い痒みやその他の症状が治まらない場合には、皮膚科や内科などでしっかりと診察・治療してもらうようにしましょう。

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