なんだか無性に手の甲がかゆい!
そのかゆみの原因、実は体の内側からきているものかもしれません。
今回は、手の甲がかゆい3つの原因とその対処法についてご紹介します。
ダニに噛まれたことが原因
人間の脱落した皮膚やほこりなどを餌に増殖するダニは、普段はまったく目に見えませんが噛まれると赤いぶつぶつが出来て強い痒みの症状があらわれます。
特に睡眠時に噛まれることが多く、夜中にかゆくて起きてしまったり、起床後に無性にかゆみが出てしまうこともあります。
ダニに噛まれやすい部位は背中やお尻ですが、仰向けに大の字に眠っていると手の甲も稀に噛まれてしまうようです。
ダニへの対処法
頻繁にダニに噛まれてしまう場合には、寝具でダニがかなり増殖してしまっているということが考えれらます。
ダニはアレルギーの原因にもなりますから、特に乳幼児がいる家庭ではダニの駆除は徹底しましょう。
布団を頻繁に干す、乾燥器を使用する、布団用掃除機を毎日かけるなどでダニを駆除することが大切です。
布団だけではなく、枕もしっかり洗って干しましょう。
また、寝具だけではなくファブリックのソファやクッション、ぬいぐるみなどもダニの温床になります。
クローゼット内に紙類を入れている方も注意しましょう。
これらはすべてダニが増殖する原因となりますので、紙類はゴミに出し、ぬいぐるみやクッションは定期的に洗うように心がけましょう。
ストレスによるもの
手の湿疹とは全く関係がないように思えますが、ストレスによる自律神経の乱れから手荒れを起こしてしまうことがあります。
これは新陳代謝が乱れ、肌のターンオーバーが正常に働かなくなってしまうためです。
ストレスの原因がはっきりしている場合には原因を取り除き、疲労を溜めすぎないように気を配る必要があります。
ストレスへの対処法
ストレスからくる痒みの解消には、リラックス効果の高いアロマを取り入れることで症状の緩和が期待できます。
ラベンダーやサンダルウッド、イランイランなどの精油がお勧めです。
また、自分の好きな香りのハンドクリームを手洗いの後に使用するだけでもリラックス効果が得られますよ。
そして、自律神経の正常化には太陽の光を浴びることが効果的であると言われています。
朝は日の出とともに起床しストレッチを行い、夜はゆっくり入浴した後にゆっくりと疲れを癒すように眠りましょう。
眠る際にはデジタル機器を持たず、目や脳に刺激を与えないようにすることで熟睡することができますよ。
デルマドロームによるもの
デルマドロームとは、内臓の疾患を起因として皮膚に病変を起こすものです。
有名なのは糖尿病による足先の皮膚の変化ですが、手の甲に病変があらわれた場合には、「胃がん・肝臓病・腎臓病・糖尿病」の疑いもあります。
内臓の異常から皮膚に影響を与えるこのデルマドロームが出ているということは、内臓は深刻な状態となっていることが多いのが特徴です。
特に胃がんでは、手の甲にかゆみを伴うイボができます。
その他肝硬変や肝炎、腎不全などの場合には手だけではなく全身にかゆみがあらわれます。
また、糖尿病では手先だけではなく足先にもかゆみが出ます。
手の甲のかゆみとともに全身の倦怠感や微熱が続いているという方は、一刻も早く病院で検査を受けましょう。
デルマドロームの対処法
デルマドロームから起こる痒みの解消には、内臓の疾患を治療することが最善となります。
手の甲のかゆみが辛い場合には、治療の際に主治医にその旨を伝えましょう。
また、内臓疾患では病院の治療だけではなく生活習慣の改善も必要となります。
医師の指示通りに健康的な生活を送り、しっかりと治療を受けるようにしましょう。
まとめ
アトピーや主婦湿疹以外にも、様々なものが引き金となって手の湿疹は起こってしまうようです。
疲れやストレスは万病の元ですし、疲れはため込まずに日々解消していけるように努力したいですね。