バリウムを出す下剤の効果がでる時間は?効かない場合や腹痛時の対処は?

バリウム検査が終わったあと、排出しなければならないので下剤を飲みます。

下剤を飲んだらどのくらいの時間で効果があるのでしょうか。

また、下剤を飲む必要はあるのでしょうか。

今回は下剤の効果が出ないケース、そして腹痛が起きた時のトラブルについての情報も紹介していきます。

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バリウム検査の流れ

バリウム検査前から当日は決まった流れがあるので、医師の指示に従って検査を受ける準備をしていきましょう。

基本的なバリウム検査の流れがこちらです。

検査前日

検査日の2日前からはお酒は飲まないでください。

検査前日の夕食は消化の良いものを食べ、消化の悪いものは避ける様にしてください。

 

また、食事は午後10時までに済ませ10時以降は飲食をしないでください。

時々10時以降にも食べ物を食べてしまう方がいますが、検査当日に胃に食べ物が残っていると検査を中止せざるを得ないことがあるので気を付けましょう。

検査当日

検査当日は検査が終わるまで飲食禁止です。

ガムやたばこは忘れがちですが禁止ですので注意してください。

ガムやたばこは胃を刺激して胃液を分泌させるため、バリウムが胃の壁に付着しにくくなって検査が正しく行われなくなる可能性があります。

検査時には検診用のガウンに着替えて準備をします。

検査

問診を行った後、発泡剤を水で飲みます。

この時にゲップが出そうになりますが、検査が終わるまではゲップが出ないように我慢をします。

コツとしては、つばを飲むような感じで飲み込むと我慢ができます。

もしげっぷを出してしまった場合は、もう一度発泡剤を飲むことになりますので、ここは頑張りどころです。

 

次にバリウムを飲んでいきます。

バリウムを飲んでから撮影が行われます。

仰向け、うつぶせ、左右に回転などの指示が出ますので、言われた通りに体勢を変えましょう。

細かな指示がでるので聞き逃さないように注意してください。

バリウム検査で下剤は飲んだほうがいい?

バリウムは体内に長く留まるのは良くないので、早めに出すために下剤は飲んだ方が良いと言われています。

これは、腸内にバリウムがとどまると便秘になることがあるためです。

その日のうちに排出することが望ましいので、日ごろから快便の方もお腹が緩い方もなるべく下剤を飲んで確実に出しましょう。

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バリウム検査で下剤の効果があらわれる時間は?

下剤を飲んでから約4時間から6時間で効果が現れますが、日頃から快便の方であればそれよりも早く効果が現れることもあります。

注意したいのはお腹が緩めの人です。

下剤を飲んでから30分ほどで効果が出てしまうことがあるので、検査を行った病院ですぐに下剤を飲んでしまうと帰宅途中でもよおしてしまう可能性があります。

お腹が緩い人は、下剤は病院で飲まずに自宅に帰ってから飲むようにしたほうが安心です。

バリウム検査で下剤が効かない場合の対処法

下剤を飲んでも便意が出なかったり、白いバリウムの混ざった便が出ないことがまれにあります。

バリウムは固まる性質があるのでお腹の中に長くとどまるとトラブルの原因になってしまうため、どうしても排出されない場合には病院を受診しましょう。

下剤を飲んで2日間バリウムが排出されない場合は、医療機関を受診するように注意されるかと思います。
※下剤の注意書きに書かれていることもあります

そして、下剤だけの力だけに頼るのではなく、小まめに水分を摂取したりお腹を刺激するような食べ物・飲み物を飲んで便意を促すこともしてみましょう。

辛いものは胃腸を刺激するのでおすすめです。

バリウム検査で腹痛になった場合の対処法

下剤による腹痛

下剤を飲んでお腹が痛くなるのは、すみやかに異物(バリウム)を排出するためですから、下剤による腹痛はつきものだと考えバリウムを排出しきるまで我慢しましょう。

腹痛が一度治まってもまた痛みが起こることがあるので、できることならば、バリウム検査の翌日、翌々日は念の為に仕事の休みを取っておくのも良いでしょう。

突然の腹痛に見舞われても、自宅で過ごしていれば安心ですよね。

 

ただ、下剤による痛みが強過ぎる場合には病院で相談をしてください。

下剤の効果を受けやすい方は、飲む量を減らして摂取するのもおすすめです。

 

下剤による腹痛が心配な方は下剤を少な目に飲み、水分摂取や刺激性のある食べ物や飲み物でできるだけ自然に排出できるようにすると良いかもしれません。

バリウムが出ないことによる腹痛

バリウムが出ずに腹痛を起こしている場合は、便秘になって腹痛を起こしている場合と、腸閉塞になっている場合の二つの原因が考えられます。

下剤がうまく効かず便秘になってしまい腹痛になることは珍しいことではないようですが、腸閉塞になってしまうのはかなり危険な状態です。

バリウムが出ずに腹痛を起こした際には速やかに病院へ行くようにしましょう。

 

バリウム検査の流れや下剤を飲んだ際の効果の出方、トラブルについてはこちらのサイトでもまとめられています。

参考文献「胃部X線(バリウム)検査を受ける方へ」

まとめ

バリウムは胃の検査に必要なものですが、検査が終わった後には早めに排出する必要があります。

下剤がどれくらいの時間で効果を発揮するのかを把握していれば、その日は計画的に行動できるでしょう。

もし下剤の効果がなかったり、腹痛が酷い場合には病院へ行くことも検討してください。

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