空気が乾燥する季節は、お肌だけではなく手や指先の乾燥も気になりますね。
ささくれは、何となく気になって引っ張ってしまったり、無理に皮をむいてしまうことがありますよね。
特に指先にできるささくれは痛みを伴ったり、ひどい時は皮がむけて出血してしまうなど、症状が悪化することがあります。
今回は、ささくれが化膿してしまう原因と治療法についてまとめてみました。
そして、ささくれを予防する方法やおすすめの市販薬なども紹介しますので、ささくれで困っている方は参考にして下さい。
ささくれが化膿する原因
指先にできる小さな皮むけ、ささくれは気になりますよね。
いつの間にかできてるささくれですが、ついつい引っ張って赤くなったり、痛みが出てしまうなど症状が悪化してしまうことがあります。
何故、ささくれができてしまうのでしょうか?
その原因を見ていきましょう。
乾燥
空気が乾燥していると、顔の肌だけではなく手や指先も乾燥します。
乾燥すると手の油分が取り除かれて、潤いがなくなり手が乾燥してささくれができやすくなります。
栄養不足
栄養素が不足すると皮膚にも影響が出てきます。
特に指先などの末梢部分は、栄養が届きにくいことがあります。
タンパク質やミネラル、ビタミン類などが不足すると、皮膚の粘膜も弱くなって皮がむけやすくなりささくれとなります。
外食やコンビニ弁当は栄養が偏りやすいので注意しましょう。
ストレス
ストレスは体ばかりではなく、血液の循環が悪くなるなど指先にも影響ができます。
ストレスは疲労や睡眠不足などさまざまですが、血流が悪くなると指先まで栄養が届かず、油分と水分のバランスが悪くなり皮がむけてしまいます。
水仕事が多い
素手で食器を洗ったり、洗濯など家事をする機会の多い方はささくれができやすくなります。
洗剤で手指の脂分まで洗い流され、手先がカサカサになってささくれができてしまいます。
特に食器洗い洗剤などは、手指に刺激になることがあるので注意しましょう。
指先のケアを怠っている
指先のケアを怠っている場合もささくれができてしまいます。
ささくれは乾燥で起こりますが、手指のケアをしていないと乾燥が進んでささくれになってしまいます。
マニキュアなどの使用
マニキュアなどを付けた時は、ネイルリムーバー(除光液)などで落としますよね。
落とす際に、ネイルリムーバーの液が指先に付いてそのまま放置してしまうと、それが刺激になり指先が傷んでささくれができやすくなります。
ささくれが化膿したときの治療法・対処法
ささくれができてしまうと、気になって皮をむいてしまったり、引っ張って赤くなり化膿してしまうことがあります。
ひどい時は炎症を起こして、膿が溜まってしまうなど症状が悪くなることがあります。
ささくれができて化膿した時は、ここで紹介する方法で対処してくださいね。
爪切りでカット
小さいささくれであれば、爪切りなどでカットして皮がむけないようにします。
カットした部分は、消毒をしてばい菌が入らないように絆創膏やガーゼで保護してください。
膿を出す
膿が溜まっていたら自分で出してしまいましょう。
消毒した針を、膿のある部分に刺して膿を取り出します。
出した後は消毒をして、これもまた絆創膏やガーゼなどで保護してください。
自分で上手くできないという方は、皮膚科などで治療を受けるようにしてください。
軟膏を塗る
市販の軟膏を使用して、ささくれができてる部分に塗ります。
クエン酸をつける
ささくれの部分が盛り上がっている場合は、クエン酸をつけることで早めに改善します。
クエン酸には殺菌作用などもあるので、化膿したささくれに効果的です。
クエン酸はオンラインショッピングで購入することもできますよ。
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市販薬を使う
ささくれ用の市販薬が販売されているので、市販薬で様子をみます。
市販薬でも抗生物質の配合された軟膏があるので使ってみてください。
しばらく使って症状が改善しない場合は、皮膚科で診てもらうようにしてくださいね。
皮膚科を受診
ささくれの化膿がひどい場合は、無理せず皮膚科を受診するようにします。
皮膚科では、適切に処置してくれたり、抗生物質など塗り薬を処方してくれます。
手術療法
化膿部分がひどく腫れあがっている場合は、皮膚科などで膿を取り出すための手術が必要になることもあります。
ささくれの予防法
ささくれは、小さくても油断していると化膿して痛みを伴ったり、やがて皮膚科で処置を受けなければならないほど悪化してしまうことがあります。
小さいうちに予防したり、ささくれができなように指先のケアをすることが大切です。
また、ささくれの主な原因は乾燥なので、乾燥から指先を守ることが大切です。
ささくれを予防する方法を紹介しますので、参考にしてください。
ハンドクリームを塗る
指先が乾燥すると皮がむけやすくなります。
尿素入りのハンドクリームや、薬用ハンドクリームなどで手を保護してあげましょう。
ハンドクリームは保湿性の高いものを選ぶようにします。
馬油のハンドクリームは、ひびやあかぎれなどに効果が高いハンドクリームで手指に潤いを保ってくれます。
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栄養バランスの良い食事
外食続きやコンビニ弁当ばかりでは、栄養が偏ってしまいます。
良質なタンパク質やビタミン、ミネラルなどバランスの良い食事を心がけるようにしてください。
特に皮膚の粘膜に働きかけるビタミンAは積極的に摂りたい食品群です。
卵やレバー、うなぎ、チーズなどの乳製品、緑黄色野菜などに多く含まれています。
タンパク質は肉や魚、大豆製品などから摂取するようにします。
ゴム手袋をはめる
食器洗いや洗濯など水仕事をする機会が多い方は、ゴム手袋をはめて作業するようにしてください。
洗剤などは、皮膚に刺激になるためささくれができやすくなります。
特に素手で洗い物をする時にお湯を使用すると、手の油分が失われ乾燥がひどくなるのでお湯の使用は控えるようにします。
手の乾燥を防ぐためにも、ゴム手袋をはめてささくれができないように予防してくださいね。
マニュキュアは避ける
お洒落のためにマニュキュアをつけているという方は、マニュキュアを落とすときの除光液が指の皮膚に付かないように注意してください。
除光液は刺激が強く油分が奪われたり、ささくれの原因になったり、皮膚にダメージを与えてしまいます。
指先のマッサージ
血行不良がささくれの原因になることがあります。
指先をマッサージしたり、運動するなどで血液の循環を促してあげましょう。
指先をグーパーしたり、ハンドクリームを塗りながらマッサージするのも良いですね。
ジョギングやウォーキングなど、体全体を使った運動は手指の末梢部分まで血液が円滑に流れ、指先の血行も良くなります。
シャンプーやボディソープは低刺激のものを使う
シャンプーやボディソープは毎日使うものですが、同じように手も刺激を受けています。
ささくれがひどい場合や、頻繁にささくれができてしまうという方は、シャンプーなどを低刺激のものに替えてみるのも良いですね。
ささくれにおススメの市販薬
ささくれは放置したり、無理に皮をむくと化膿してしまうことがあります。
化膿を防ぐには皮をむかないようにすることが大切ですが、皮がむけてしまい赤くなってしまったささくれには市販薬を使用すると効果的です。
ここでは、ささくれに効く市販薬を紹介しますが、治らない場合は早めに皮膚科を受診して適切な処置を受けるようにしてください。
テラマイシン
テラマイシンは、化膿した皮膚の病気に効果的な抗生物質の塗り薬です。
2種類の抗生物質が配合され炎症などを抑えてくれます。
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ドルマイコーチ軟膏
2種類の抗生物質を含み、化膿した皮膚炎に効果を発揮します。
抗菌作用で炎症を抑えたり、細菌感染から皮膚を保護します。
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ベトネベートN軟膏AS
化膿性皮膚炎に効果的な軟膏で、じゅくじゅくした傷口などにも塗布することができます。
ステロイド成分と抗生物質の両方が配合され、腫れや化膿を防いでくれます。
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まとめ
ささくれができる原因は、日常生活が影響していることが分かりましたね。
不規則な生活でストレスがたまったり、偏った栄養はささくれができやすくなります。
指先に刺激を与えないように水仕事をするときは、手袋をはめたり、低刺激の石鹸を使うなど工夫してくださいね。
ささくれが化膿していたい場合は軟膏を塗るのも良いですが、症状が長引く場合は、皮膚科を受診して早めに処置してもらってくださいね。
参考文献
「グリコ 栄養成分百科」
「ゼリア新薬HP」