夏の暑い日に、車のエアコンが効かない状況というのは、想像もしたくないですよね^^
昔の夏の暑さと違って、今の日本の夏は、車の窓を開けたぐらいの対応ではかなりキビシイものがあります。
そうなる前に、普段から原因を把握し、その対策を頭に入れておきたいところです。
今回は、カーエアコンの効きが悪くなる3つの原因と、5つの対策をご紹介しましょう。
カーエアコンの効きが悪くなる原因
車のエアコンの効きが悪くなる原因はなんでしょうか?
ここでは主な要因を3つご紹介しましょう。
自動車内が暑くなりすぎている
駐車中に直射日光が当たっていたり、外気温が高すぎる場合はカーエアコンの効きが悪くなります。
自動車はもともと熱がこもりやすいつくりになっているので、直射日光が当たる屋外の駐車場に車を停めるときは要注意です。
シートやハンドルも暑くなってしまい、すぐには触れられないくらいの温度になることもあります。
エアコンガスの不足、漏れ
カーエアコンは冷媒となる液体、エアコンガスを蒸発させたり気化させたりして車内の温度を調節しています。
自動車のエアコンガスの配管は、完璧に密閉されている訳ではないので、年月が経つにつれ少しづつエアコンガスが漏れて少なくなっていきます。
さらに、エアコンガス配管の継ぎ目のゴム素材が劣化してくると、亀裂や縮みがおこり、そこからエアコンガスが漏れることがあります。
エアコンガスが不足してしまうと温度調節をするための冷媒が少なくなってしまうという事で、カーエアコンの効きが悪くなります。
自動車のエアコンガスを補充するには特に資格は不要ですが、高圧ガスを取り扱うために基本的には整備士が作業します。
自動車の整備不良
自動車のエアコンフィルターの汚れや、コンデンサーの汚れ、自動車の整備不良でエアコンが正常に動いていない場合もあります。
エアコンは、コンプレッサーなど複雑な構造になっており、整備士によるメンテナンスが不可欠です。
長期間メンテナンスをしていないと、エアコンが利きにくくなることもあります。
カーエアコンの効きを良くする方法
さて、カーエアコンの効きが悪くなる原因が分かったところで、今度はその対策を5つほど紹介していきましょう。
窓ガラスにフィルムを貼る
窓ガラスにフィルムを貼ることで、窓から入る熱を遮断し、熱をこもりにくくさせます。
断熱やUVカット仕様のフィルムを選べば、エアコンで冷えた車内の温度をキープしやすくしてくれます。
フィルムは自分で貼ることもできますが、業者に頼んできれいに貼ってもらうこともできます。
自動車のスモークは透過率が70%以上ないと車検に通らなくなるので、フィルムを選ぶときは透過率をチェックしましょう。
フロントガラスと運転席、助手席側にはスモークを貼ることはできません。
駐車中にサンシェードを付ける
駐車中のカーエアコンを付けていないときでも自動車内の温度が上がりすぎないように、サンシェードを付けるのがおすすめです。
フロントガラスにサンシェードを付けておくことで、運転席と助手席に直射日光が当たるのを防げます。
カーエアコンを付ける前から対策をとっておくことで、自動車に乗り込むときの灼熱状態を回避できます。
自動車用のサンシェードは数千円から販売されているので、フィルムを貼るよりもお手頃にできます。
エアコンガスの補充、メンテナンス
冷媒であるエアコンガスの補充をすると、エアコンの効きが良くなります。
エアコンガスを補充するだけであれば、数千円でできます。
ガス漏れや修理となると、最低でも2万円はかかってしまいます。
できれば、カーエアコンの効きが悪くなる前に定期的にメンテナンスをしておきましょう。
車の前方に水をかけて冷やす
エンジンの温度調整をしているラジエーターの前にあるエアコン装置を冷やしてあげることで、カーエアコンの効きが良くなります。
走行直前に水をかけてあげるだけで効果がありますよ。
車のコンデンサーを洗う
コンデンサーとは、家のエアコンでいう室外機の中にあるものに当たります。
コンデンサーの汚れを落とし、エアコンガスを効率よく冷やすことでカーエアコンの効きが良くなります。
自分でできるやり方は、まず界面活性剤入りの台所用洗剤をコンデンサーに吹き付けて、2~3分待ちます。
そして、水で良く洗って洗剤を流します。
これでコンデンサーの汚れが落ち、エアコンガスを効率よく冷やすことができます。
自動車に詳しくない方は、整備士にメンテナンスをお願いしましょう。
コンデンサー以外もチェックしてもらえます。
まとめ
カーエアコンの効きをよくするためには、運転前からの対策が効果的です。
それでもなかなか効きがよくならないときはプロに任せて整備をお願いしましょう。
カーエアコンの効きが良くなれば、燃費も良くなり、快適にドライブが楽しめますよ。