大人よりも格段に汗の量が多く、体温調節機能もまだ未熟な赤ちゃんは暑い季節にとても弱く、あせももすぐにできてしまいがちです。
赤ちゃんのあせもをなるべく抑える予防法やあせもが出来てしまった時の対策を知っておくことで、一日でも早くあせもを治してあげることが出来るかもしれません。
今回は、赤ちゃんのあせも対策とおすすめの市販薬についてご紹介します。
おすすめの赤ちゃんのあせも対策
赤ちゃんのあせもは部位によってできやすさが異なり、特にあせもが出来てしまう箇所はおむつを履いているお尻付近、寝返りのできない生まれたての赤ちゃんではいつも寝具と接地している背中にできやすいのが特徴です。
あせもができやすい部位ごとの対策についてまずは見ていきましょう。
お腹のあせも対策
赤ちゃんのお腹、特におむつの締め付け部分辺りやおなかの出ている部分はあせもができやすい箇所です。
あせもを予防するためには毎日清潔を保ち、よく肌を乾燥させてから保湿を行うことが大切です。
赤ちゃんでも安心して使える馬油や白色ワセリンでもいいですし、あせもが酷い時には皮膚科で軟膏が処方されると思いますので、お肌を清潔にした後にはこれらで肌のバリア機能を整えてあげましょう。
背中のあせも対策
まだ寝返りもおぼつかない赤ちゃんは、特に背中のあせもに注意が必要です。
お母さんの腕が良く触れている首元から、おむつの締め付けがある腰にかけて広い範囲であせもが出来る可能性があります。
背中のあせもを予防するためには、まず肌着と肌の間に柔らかい綿素材のガーゼタオルなどを差し込み、汗を吸収させるようにして下さい。
授乳するときも、お母さんの腕にガーゼタオルを置き、その上に赤ちゃんの首を乗せて授乳しましょう。
背中もお腹と同じく、常に清潔を保つようにして下さい。
おしりのあせも対策
昔から、赤ちゃんのお尻のあせもにはベビーパウダーが使用されてきたと思いますが、あせもが出来ている時のベビーパウダーの使用には十分注意してください。
ベビーパウダーが皮膚にある汗の出口を塞いでしまうことで、さらにあせもが悪化してしまう可能性があるのです。
但し、ベビーパウダーは全く効果がないという訳ではありません。
ベビーパウダーを使用するときは必ず「皮膚が清潔な状態」を保っている時だけにしてください。
おしっこやウンチをしてしまった時には、おしりふきで拭くだけではなくシャワーできれいに洗い流し良く皮膚を乾燥させてから使用しましょう。
赤ちゃんのあせもに効く市販薬は?
赤ちゃんのお肌は言うまでもなくとてもデリケートです。
大人であれば正常に使用できる市販薬も、赤ちゃんの場合には多くが使用できないことになっています。
赤ちゃんにあせもが出来た時、一番大切なのは皮膚科を受診し適切な治療を受けることですが、手軽でデリケートなお肌にも使える市販薬を3つご紹介します。
ももの葉 ベビーローション ベビーパウダーイン
宇津救命丸(株)より販売されている、赤ちゃんにも安心して使える保湿用ローションです。
すっと肌に馴染み、無香料でアルコールも入っていないので肌への刺激もほとんどありません。
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佐藤製薬 ポリベビー
乳児湿疹やおむつかぶれ、あせもに使用できる第三類医薬品です。
こちらの市販薬は必ず薬剤師への相談が必要となりますので、ドラッグストアなどで購入するときには薬剤師に問い合わせてください。
非ステロイド型で、殺菌剤や抗ヒスタミン剤を配合しながら、赤ちゃんのお肌にも安心して使用できるように鉱物性の基剤は使用していません。
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ムヒ・ベビー
こちらも第三類医薬品の市販薬ですが、生後1か月からでも使えます。
ポリベビーと同じく、薬剤師への相談が必須の市販薬です。
痒みを抑えるだけではなく、皮膚の修復を助ける成分が配合されており、きれいな赤ちゃん肌へ戻るための手助けをしてくれます。
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まとめ
どんな赤ちゃんでも、夏はあせもが出来てしまうものです。
初めてのお子様の場合には、かわいそうな状況に胸が痛みどうしていいのかわからなくなることがあると思いますが、そんな時には迷わず皮膚科を受診してください。
大切な赤ちゃんのお肌が、一日でも早く良くなりますように。