猫にひっかかれた後や線状の傷ができた、強い衝撃を受けた際などにできるミミズ腫れは、痛みとかゆみが同時にくるちょっと厄介な症状です。
ミミズ腫れになる原因は上に挙げたもの以外にもいくつかありますので、ミミズ腫れがつらいときには何が原因なのかを考え、それに合った対処をすることが大切です。
今回はミミズ腫れになる5つの原因と3つの治し方、さらにおすすめの市販薬をご紹介します。
ミミズ腫れの原因
まずは、知っているようで実はあまり知らないミミズ腫れになる5つの原因から見ていきましょう。
金属アレルギー
ネックレスをしていて首周辺の皮膚がミミズ腫れを起こすことがありますが、これは金属アレルギーである可能性があります。
元々皮膚が弱くアレルギー体質であるという方は、アレルギー症状を起こしにくいプラチナ、ステンレス、18金などの素材でできたアクセサリーを選びましょう。
ストレス
外傷などもなく、いきなり全身にミミズ腫れ起こり強いかゆみを伴う、かゆみがどんどん広がる。
全く思い当たる原因がないときには、ストレスが元となりじんましんを起こしている可能性があります。
ストレスによるじんましんはあらわれ方も消え方も個人差がありますが、ミミズ腫れのようになってしまう方もいます。
食物アレルギー
特定の食べ物を食べるとミミズ腫れが起こる、という方は食物アレルギーにも注意してください。
食物アレルギーはいきなり発症し、原因を特定せずにアレルゲンを摂取しすぎると最悪の場合死に至ることもあります。
食物アレルギーは決して軽視できるものではありませんので、しっかりと病院でアレルゲンを特定してください。
外傷
細長い傷を負うことで、ミミズ腫れになることは多々あります。
これは皮膚に傷ができるほどの強い刺激を受けることが原因です。
傷によるミミズ腫れは一時的なものですので、そんなに心配する必要はないでしょう。
刺激
下着やベルトの締め付けなどの刺激もミミズ腫れの原因となります。
ミミズ腫れを起こしている皮膚に何らかの跡があれば、皮膚への刺激が強すぎたということです。
ミミズ腫れの治し方
これらが原因で起こるミミズ腫れ、なるべく早く治す方法はあるのでしょうか?
代表的なものを3つご紹介しますので、参考にしてください。
まずは様子を見る
アレルギーなどではなく、皮膚に刺激を受けることでできたミミズ腫れは数時間で自然と消えていきますので、まずは様子を見ましょう。
締め付けは緩める
肌を締め付けることによってできたミミズ腫れは、それを緩めることで自然と消失します。
逆を言えば、締め付け続けるとかゆみは治まりません。
ベルトや下着などはゆったりと使用しましょう。
皮膚科へ行く
様子を見ても治らなければ、すぐに皮膚科へ行きましょう。
アレルギーかもしれない場合にはそのこともきちんと医師に伝えてください。
アレルギーのないミミズ腫れでも、かゆみが強く腫れが引かないときには薬を処方してもらえることもあります。
ミミズ腫れを鎮める市販薬
最後に、ミミズ腫れを鎮めてくれる市販薬をご紹介します。
液体ムヒ
皮膚の腫れやかゆみ全般に使用できる市販薬が「液体ムヒ」です。
虫刺され以外でも使用可能ですので、夏場にはお家に常備しておくと安心ですね。
ステロイド成分が入っていますから、心配な方は薬剤師にご相談ください。
清涼感のあるタイプもあります。かゆみで肌が熱くなってしまう時にはクールタイプを選びましょう。
【楽天市場 クスリのゴクウ】
【第2類医薬品】液体ムヒS2a 50ml【鎮痒消炎剤】【ムヒ】【虫さされ】
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ラナケインs
皮膚への刺激によるミミズ腫れに使用できる軟膏タイプの薬が「ラナケインs」です。
局所麻酔成分が入っていますので、塗った瞬間につらいかゆみを抑えてくれます。
さらに抗ヒスタミンが長時間かゆみを抑え、ステロイド成分も入っていないため安心して使用できます。
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【第3類医薬品】小林製薬 ラナケインS 30g
価格:678円(税込、送料別) (2017/4/19時点)
まとめ
ミミズ腫れは一時的なものであっても、強いかゆみを伴うので嫌だと感じる人が多いでしょう。
よくミミズ腫れを起こしてしまう方は、その旨を皮膚科で相談してみてください。
適切な治療を受けられる可能性があります。
じんましんで市販薬を使用する際には、肌に合わないこともありますので必ずドラッグストアにいる薬剤師に相談の上ご購入下さい。