一般的な風邪の症状としては、熱・鼻水・咳といったところでしょう。
この症状のうち、咳が朝に頻繁に出る人っていませんか?
最初のうちは「風邪かな?」と疑問視しますが、少し経つと治まるので多少つらくても放置している人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は朝の咳がつらい人向けに、何が原因となっているのかをお伝えしていきます。
朝に咳が出る原因とは?
まず朝に咳が出る原因が何であるかを検証しましょう。
一番最初に原因として挙がるのは、何らかの病気になっているからです。
可能性が高いのは、喘息の初期症状でしょう。
また風邪とは少し違いますが、それ以外にも後鼻漏(こうびろう)という鼻水が、喉の奥に入り込むことが原因となることがあります。
この後鼻漏についてですが、基本的に人間は健康な状態でも1日1リットル以上の鼻水が作られているので、この現象が発生するのはしょうがないものなのです。
ただし、アレルギー性鼻炎やハウスダストによって大量に鼻水が流れ込むようになってしまうと、細菌が入り込む確率も上昇し咳が出やすくなります。
そして、この後鼻漏は寝ている時に最も発生しやすく、鼻水が喉に溜まってしまうので寝起きが一番つらくなります。
つまり、ハウスダストやアレルギー症状がある人は鼻水が出やすい状態にあるので、寝ている状態だと特に喉に鼻水が溜まってしまい、寝起きが一番ひどくなるということになります。
そのため、ハウスダストやアレルギー症状がある人は可能な限り、寝る前に換気を行ったり空気清浄機で小まめに掃除をしてから寝るようにしないと、朝の咳に困ってしまう状態が続いてしまうでしょう。
また、タバコの吸いすぎの人はアレルギーなどは一切関係なく、気管支を痛めて咳が出やすくなるので朝は咳が出やすくなっている人もいます。
素早く咳を止める方法
喘息の初期症状のような病気が原因の場合は、咳を止めるよりも病気を治すことを心配することが大切です。
まずは咳以外にも他の症状が内科を確認してください。
アレルギー症状やハウスダストによって苦しめられている人は、毎年恒例の症状なのでここで紹介する咳を止める方法を実践してみましょう。
一番簡単な方法は温めることでしょう。
これは温かい飲み物によって喉の内部を温める他にも、首の周りを温めることも含まれています。
なぜなら、喉が冷えていると甲状腺の働きが鈍くなってしまうので、免疫力が低下してしまい咳が出やすい状態になってしまうのです。
そのため最も手っ取り早い方法として、喉を温めると良いのですね。
薬を飲む場合には、痰が絡んでいるかどうかでどの薬を選んだらいいかが異なってくるので注意が必要です。
痰が絡んでいるなら、去痰成分とか気道を拡げる成分が入ったものを選びましょう。
絡んでいないようなら、咳中枢に直接作用するものがおすすめです。
普段から心掛けること
すぐできる方法は、薬を飲むことと喉を温めることになります。
しかし普段からの心掛けしだいでは、症状は一気に楽になります。
具体的には、ほこりを防ぐために掃除を行ったり、乾燥しないように加湿器をつけたり、場合によっては食事の内容にも気を配る必要があるでしょう。
特にハウスダストなどにアレルギー症状がある人は、室内を清潔な状態に保つために掃除はまめに行ってください。
一番効果的なのは空気清浄機を使用することです。
安価な製品でも良いのでぜひ取り入れましょう。
まとめ
以上、いかがでしたか?
今回は、朝方のつらい咳に悩まされている人たちのために、原因や対策を紹介してきました。
もし喘息などの病気であった場合は、このような改善方法では治まらないことが多々あるので、他の症状をチェックして早めに病院に向かうようにしてください。
それ以外の方はまず部屋の空気を清浄にして、室内を綺麗にすることから始めましょう。